搭載エンジンは自然吸気の4気筒DOHC。40kW/63N・mのパワー&トルクは平均レベルのものだが、コンパクトなボディで車両重量が800kgと軽いので、動力性能に関しては特に不満を感じない。むしろi-CVTとの組み合わせで24km/Lの低燃費を実現した点が注目される。CVTによる走りの滑らかさという点でも注目されるクルマである。R1ではCVTにありがちなエンジン回転と車速との関係の違和感もほとんど解消されている。このあたりの熟成が進んだのがR1の長所でもある。
エンジンの環境性能は★★★で、燃費も平成22年度燃費基準+5%を達成しているので、一応はグリーン税制の適用を受けられる。
R1はR2に比べるとホイールベースが短くなっているが、これによる乗り心地への影響などもよく抑えられている。ホイールベースが短いと、どうしても縦揺れが大きくなるし、直進安定性も悪化するのだが、このR1ではそうした不利をあまり感じさせなかった。限られた試験条件でテストすれば違いは出るのだろうが、日常的な運転の中ではそれをあまり意識しないですむだろう。
衝突安全に関しては、運転席/助手席とも5つ★レベルを目指して開発されたとのこと。軽自動車ではトップレベルの安全性である。これには丸いボディ形状も大きく貢献しているという。
●お勧めグレード
R1は単一グレードでFFと4WDがあるだけ。雪道を走る機会の多いユーザーなら4WDを選べばいいし、そうでないならFFで十分である。オプションはSRSサイドエアバッグを装着したいが、これを装着すると、HIDヘッドライトと濃色ガラスも一緒に選択せざるを得なくなる。このあたりの選び方にもけ少し自由度が欲しいところである。