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死にたくなければシートベルト!

(2005.08.07)
BMW衝突実験

まずは、シートベルトの正しい使い方をマスターしたい

 世界一安全だといわれるクルマでも、乗っている人がシートベルトを正しくしていなければ、世界一危険なクルマになってしまうことを知らない人が多い。

 いくらNCAPで6☆を取ったとしても、それは乗員全員がシートベルトをしているという前提の話だ。もしシートベルトなしでその安全性を確保しようとしたら、子供用の籠の中で遊ぶ道具のように、スポンジの海の中にいるような状態にしないと成り立たないだろう。これはで自由がなく運転もできない。その意味で今のシートベルトは非常に優れたものなのだ。

 シートベルトを効果的に使う正しいシートベルトの仕方を知らない人が多い。タングという光った金具をバックルにガチャッと差し込む。ここまではやるだろう。そのあともうひとつやって欲しいことがある。それはバックルのすぐ上、ショルダーベルトの一番下を持って自分の顔の方へ引っ張ってもらいたい。普通のシートベルトならこれでラップベルト(腰ベルト)が絞まるだろう。骨盤に密着したのを確認してそのまま手を滑らせて肩まで持っていく。これでベルトに捩れがないことを確認し、シートベルトの弛みをなくすのだ。

 シートベルトの弛みがあると、衝突時に身体が大きく動いてしまったり、身体の拘束が遅れるために身体に受ける衝撃が大きくなってしまったりする可能性が高くなる。それを防ぐためにシートベルトの弛みがまったくないようにするのが正しい。

 これは運転席だけでなく、助手席や後席でも同じだ。日本では後席でシートベルトをしてなくても罰則がないから、前席より安全ではないかと思われているが、衝突時はどこの席でも危険度は同じだ。横転したときの車外放出では死亡率が約半数と非常に高くなる。前席でシートベルトをしていても後席でシートベルトをしていないと、前からぶつかったときには後席の人が前席のひとを押しつぶしてしまうという例もすくなくない。

 クルマに乗るときは全員がシートベルトは最低限の衝突安全性を確保するための手段なのだ。

*写真はBMW3シリーズの衝突実験の様子。車高の高いSUVが側面から衝突しても、乗員を守る衝突安全性能をボディ構造としている。そんな技術も、シートベルトをしていないと、なんの意味ももたないのだ(21616編集部)

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