1001馬力、W型16気筒、4ターボ、もはや唯一無二のエンジン。
1億6300万円というプライス、5年間で300台以下の限定生産という過去に例がないブガッティ・ヴェイロン16.4とは一体どんなクルマかをデータやスペックの解説をしておこう。
エンジン
W型16気筒4ターボチャージャーで8リッターの排気量により、最高出力736kW(1001ps)/6000rpm、最大トルク1250Nm/2200−5500rpmを発揮する。単に8リッターエンジンというだけで凄い力を発揮するのは容易に想像が付くが、それに4本のエキゾーストマニフォールドごとに1つのターボが付き合計4つも装着しているから、こんなにとてつもない数字が出てくるのだ。
ここでいうW型というのは狭角(15度)のV型エンジンをさらにV字型にレイアウトしたからW型になる。パサートに搭載されたW8というエンジンは狭角V4を2個V型に配置してW8になった。クランクシャフトを伸ばすようにもうひとつW8を配置したと考えればいい。16気筒もあるがW型とドライサンプのオイルシステムによってエンジンは極めてコンパクトに仕上がっている。
7速のDSGミッションと4WDで1001馬力を受け止める。
トランスミッション
このクルマのために開発されたツインクラッチの7速DSG(ダイレクトシフトギヤボックス)である。クラッチペダルがない2ペダルだからAT限定免許で運転できる。DSGのためにシフトは150ms(0.15秒)という速さで行われる。つまり途切れのない加速が可能だ。
パワートレイン
リヤにミッドシップマウントされたW16エンジンの前にDSGが配置される。クランクシャフトの横にプロペラシャフトを通して後輪を駆動する。トランスミッションの前方から前輪用のプロペラシャフトが出る。ハルデックスの電子制御クラッチで前輪をコントロールするフルタイム4輪駆動である。
アルミとカーボンで創られたボディ
ボディ
デザインしたのはハルトムート・ヴァークス率いる「フォルクスワーゲンデザインセンター」である。
ボディはカーボンファイバーとアルミ合金で創られている。カーボンを使っているパートは、パッセンジャーを囲むように部屋が形成されるキャビン部分、エンジンのエアインテークの両サイドの盛り上がった部分、後部エンドを結ぶ構造物、フロントのラッゲージカバー、エアロダイナミクスを作り出す床下全面である。その他はみなアルミ合金で、前後のフェンダー、ドアシャシー部分などである。
400km/hに耐えるタイヤとブレーキ
タイヤ
パンクしても走れるミシュランのPAXシステムを採用したパイロット・スポーツ2である。サイズはフロント265−680ZR500A(99Y)、リヤ365−710ZR540A(108Y)。最初の数字がタイヤ幅、次は外径(直径)、ZRの次はホイール径である。
ヴェイロン16.4のために創られた最高速度400km/hオーバーを保証するタイヤである。
ブレーキ
カーボン・セラミックのディスクローターを持つ。フロントは400mm、リヤは380mmの外径。そしてフロントは8シリンダー4パッド、リヤは6シリンダー2パッドとエンジン性能に合わせて強力である。
性能
最高速度 407km/h
0−100km/h加速 2.5秒
0−200km/h加速 7.3秒
0−300km/h加速16.7秒
100−0km/h減速31.4m=2.3秒
次回は動かし方も含めて解説する。
- ページ1: ブガッティ・ブランド・アンバサダー“こもだ きよし”
- ページ2: 1億6,300万円のブガッティ・ヴェイロン。1001馬力&400km/hオーバー!
- ページ3: 1億6,300万円のブガッティ・ヴェイロン。富士スピードウェイを激走!
- ページ4: ブガッティ・ヴェイロン インテリアを徹底チェック!
- ページ5: ブガッティ・ヴェイロン 徹底試乗!脅威の走りとメカニズム!
- ページ6: ブガッティ ヴェイロン 画像集
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