スバルテクニカインターナショナル(以下STI)は、スバル インプレッサ WRX STIをベースに究極のチューニングを施した「S204」を発表した。
生産台数は600台限定(受注生産)、2006年1月13日より全国スバル特約店を通じ販売する。
今回の「S204」は、昨年12月の発表で好評を博した「S203」のコンセプトを継承。
ベース車のインプレッサ「WRX STI」に、STIがこれまでWRC(FIA世界ラリー選手権)などのモータースポーツ活動で培ってきたノウハウを活かし、独自の仕様、装備を施し、性能や質感を向上させた、いわばメーカー純正チューニングモデル。
ユーザーが「所有する喜び」と「走る喜び」を感じることのできる仕様だ。
さて、そのチューニング項目の内容を見ていこう。
まずエンジンは、専用の大型ツインスクロールターボ、低背圧チタンマフラーなどを採用するとともに、これにあわせた過給圧制御の最適化などにより、ベース車に対し29kW/10N・m向上させた235kW(320PS)/432N・m(44.0kg・m)を実現。
注目すべきは、非常に手間のかかる作業であるピストン、コンロッドの重量均等化、クランクシャフトの手作業によるバランス取り調整を行っていること。滑らかなエンジン回転上昇を実現するとともに、連続する高負荷運転時の耐久性を向上させている。
手組みエンジンの味をご存知の方なら、この項目をみただけで優れたエンジンフィールや官能性能の向上をおおいに期待することだろう。
足回りは、リニアな操舵感を実現するパフォーマンスダンパーをはじめ、専用の減衰力特性を持つストラットや強化スプリング、ピロボール式リヤサスペンションリンクなどを採用。
究極まで高められたエンジンパワーに負けない逞しさを持ちながら、優れた路面追従性としっかり感のある乗り味を両立。
トランスミッションはSTI専用のクロスレシオ6速マニュアル、ブレーキはブレンボ製17インチで、キャリパーはフロント対抗4ポット、リア対抗2ポットだ。
タイヤはS204専用のピレリ製P-ZERO CORSA system 235/40ZR 18インチを履く。