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新型 MRワゴンと東京オートサロンと男と女

(2006.01.19)

東京オートサロン2006。まさにオネーちゃんと男のイベント・・・いやいや、車好きとかわいがられている(はずの)車たちとの出会い系イベントなんですよっ!

とはいってもカスタムカーに関心のない諸氏には縁遠いイベントかもしれません。
でもね、意外にピピーンとくる出会いってあるもんですよ。
そういう時って、大抵「元々は興味の対象外の存在」だったりするんですよね。
普段は付き合いづらい娘だなって思って敬遠していたら、
飲み会の席では男性への自然な気配りがきゅーんと響いたりしてヤラレちゃう感じ。
まぁ正体がポイントゲッターだったりすることもあるんですが、それは置いといてですね・・・
 

私、オートマが運転できない

新型 MRワゴン「楽しい女の子仕様」(重ねて資料原文ママ・・・)

んですよ、ええ。怖くて。
アクセルを踏んだだけで走り出す恐怖。
クラッチは探しちゃうし、
「え、こここここがででDレンジだっけ」
状態で、後ろの車からは
「パパパパパパーン!!!」「はいはいゴメンナサイ、今すぐ発進します」
という姿はあまり自慢できない秘密。

学生時代に某巨大中古車センターでバイトしていた時、
当時ブームだった「輸入車」アコードクーペ・左ハンドルを動かすことが多かった(やたら在庫があった)んですが、シフトチェンジするつもりがウィーンって左トビラのパワーウィンドウスイッチを押したことがあるんですよ。ホントですよ。

でも今のご時世、MT車はそうそう選べない。
かわいい好みのコンパクトカーが登場すると、
以前はどきどきしながらスペックシートを見たモンです。
「マママニュアルミッションの設定ああるかなぁぁはぁはぁ」

大抵期待を裏切られます。
ふられます、失恋します。ああ切ない。

今ではトランスミッションの欄すら見ません。
設定されること自体ありえませんから。
おかげて、ふられ知らず、失恋知らず、ああ幸せ。

たまーにいいコにめぐり合うんですが、
正体は女性営業マン・・・
いやいや、商用グレード。
営業スーツに寒い時期の黒ストッキング&パンプス・・・
いやいや、白いボディに黒い樹脂バンパー。
これも性癖のうちなので、そんな装備でも特に問題なし。

で、オートサロン。
気にかかる車に出会いました、新型MRワゴン。
おそらくAT車のみの設定でしょう。
スルーかなぁと思ったものの、

新型 MRワゴン「楽しい女の子仕様」(重ねて資料原文ママ・・・)

Girl's MR あぁこの内装。
『専用バンパー、キュートなピンクとパールホワイトの2トーン基調の内外装コーディネイトなど、ポップで明るいイメージを表現した「楽しい女の子仕様」』(資料原文ママ・・・)
オーディオは、いまどき必須のiPod接続対応。

渋谷を歩いているようです。

勿論、オートサロンですから、他のカスタムカーブランドも、もっとインパクトのある車をたくさん展示しています。

しかし、一般ユーザがもっとも買う機会の多いであろうメーカー純正装着(かどうかは不明)のパーツでの提案。
十派一絡な&大雑把な&ユーザをぶった切った
「こんなのがいいんでしょ」感が少々気になりました。
「楽しい女の子仕様」(重ねて資料原文ママ・・・)の現実との乖離は抜きにしても、そこになにかしら違和感が。

私、大きい車が運転できない

んですよ、ええ。実感が無くて。
小さい車が大好きなんです。5ナンバー必須。絶対必須。7000rpm以上必須。
もう必死になってアクセル踏んで操る感覚がたまらない。
過去に所有した車で一番大きかったはアコード SiR-T(5MT)ですから。その後のプレリュード(3ナンバー)のSi VTECは代車みたいな扱いでしたしねぇ。
80年代風に言えばボーイズレーサーってやつですか。

で、オートサロン。
気にかかる車に出会いました、新型MRワゴン。
おそらくAT車のみの設定でしょう。
スルーかなぁと思ったものの、
新型 MRワゴン「クルマ好きな男の子仕様」(重ねて資料原文ママ・・・)

Boy's MR こちらはまあ普通と申しますかなんというか。
『専用バンパー、ブルー基調の内外装、レカロシートなど、ちょっとレトロなレーサー風に仕立てた「クルマ好きな男の子仕様」』(資料原文ママ)。
はい。「記号」だらけです。
「ブルー基調」「レカロ」「レトロ(チェック柄のこと?)」→「レーサー風」。
資料に記述は無いですが、ホイールもその筋風デザインです。

うーん、
「男の子」って言うのはそんなに単純な存在に見られているのですかね?
実際、男は単純かつ力を象徴する「記号」に弱いものですが、それにしたって「想いの磨き方」ってものと物への「執着心を満たす」提案ってものはまだ余地がありそうに思えます。

新型 MRワゴン:ボンネットやホイールにハートマークが・・・フツーこういうのって自分でやるのが楽しいんじゃないの?

はっ、そういえば、Girl's MRが気になった点。
「かわいいレッテル」を押し付けてるところも共通なのだろうか!?
よく見ればホイールもハート柄だし、ボンネットにもハートマークのステッカー入りですよ。

うーん、女性に意見を伺おう、どれどれ。
お、わが社の美人広報が二人。さっそくご意見を伺ったところですね
「うん、アリはアリです。(Girl's MR)がいいという人の気持ちはわかります。
でも・・・自分では・・・
「気持ちはわかるが、アノ人は乗りそうな人だな、と観察する気持ち。」

な る ほ ど ね

基準はやっぱり「こういう人が多いんでしょ」なのか?

Men's MR、ですって。なんか馬鹿にされているように感じるのは私だけ?

もともとこの新型MRワゴン、
MOM'S PERSONAL WAGON
というキャッチフレーズで
「小さな子供を持つ、ママのためのパーソナルカー」
というコンセプトの新提案(資料原文ママ)らしいのですが、そこはまぁ競合車も含めて当然の帰着っぽいところ。

しかし、メーカーの言う新提案なるものが、
はたしてどの程度のものなのか・・・
なにしろGirl's&Boy'sの提案がこれですから心配します。
他にもMen's MRとかあるんですが、これまた・・・

詳細情報は兄弟車の日産 新型モコを含め、CORISMの新車情報や試乗記をお楽しみにしておいてください。

いずこも同じ、かな?・・・社内評論家の外圧

最近、学校等で「男の子ブルー&女の子ピンクってどうなのよ?」という話題をよく耳にします。
その矛先は平等かどうかというところにあるようですが、
ことメディアやプロダクトを提供する側の視点に立てば「こんなのがいいんだろ?」という作る側視点のユーザ無視っぷりが気にかかります。
はたして、ここまで大雑把でいいんでしょうか?

以前にも書いたのですが、Webサイトや情報誌って外圧でそうなる危険を常に孕んでいるのですよ。
こだわりだー、女性向けだー、シニア向けだー、○○オヤジだー、ブログだー、
挙句には
情緒的だー、機能的だー、オルタナティブだー、
とか「この数値ならこの程度でしょ」と一方的な都合を言い出しかねない。
消費者の気持から縁遠い自覚がないままに、
まるで大学教授かのように空論を並べます。
それらは『ボーイズレーサーにはレカロにレトロ』と同じことに見えちゃいます。

つまんないから、それはいらない、
幸せを味わえたからお金を払ってもいいよ。
ユーザの方々にとって当然のことでしょう。
共にハッピーになれるビジネスは他にいくらでもできると思うのですが、
私って甘いですかね!?

そういうユーザの方々の心の動きを捕らえよう、という努力は
なかなか理解してもらえないようです。
なぜ?企業は「費用対効果が」という回答なのでしょうね、残念ながら。

ユーザの方々には、
必要でないものは徹底的に拒絶する力があり、
必要なものにはお金を投資するチャンスがあるのです。
もっと行使しましょう。

一方で、メーカーやメディアも、
理論や手法ありきではなく、もっと堂々と
「私たちの考えるカッコよさ、カワイさ、幸せはこうだ!ぜひ選んでみて!」
と言える準備をしておかないと、どんどん切り捨てられちゃいます。
CORISMもがんばらないと。

「スズキ MRワゴン」について

「日産 モコ」について

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