見慣れたコクピット、では乗り心地は?
BMW130i M-Sport は1600ccでも何一つ不自由のない1シリーズのボディに3000cc直6、265ps、32.1mkgのハイパワーエンジをフロントに滑り込ませた特別なモデル。期待しながらコックピットに入り、深くスポーツシートに腰を押し込めると、そこは見慣れたBMWのコックピット。
しかも1シリーズなのにi Driveまで装備。違うのは速度計が260km/hまで刻み、回転計のレッドゾーンは7000rpm。スタートスイッチを押し、エンジンを始動。エンジンは静かに回転を始める。少々反力はあるが重すぎないクラッチを踏み、1速へシフトしスタート。2、3、4速までシフトアップ、他車の流れに乗って町中を流しても他の1シリーズとの差は少なく、4気筒モデルより更に滑らかに回るエンジン。ランフラットタイヤを履き堅さを感じるが不快でない。全てが普通過ぎてハイパワー車を運転している意識が遠ざかる。
エンジン、ボディ、サスペンション、全てがハイレベル!!
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住宅街を外れ狭い山道に入った。4速から2速にシフトダウン、初めて右足を大きく踏み込んだ。レブカンターの針は激しく上昇し、身体がシートに強く押しつけらる。エンジンは急に存在感を表し、4000回転を過ぎるとエンジン音は変わり、更にレッドゾーンを目指して力強いが滑らかに調律の取れた音を響かせる。
3速にシフトアップ。しかし、一向に針の上昇の勢いが止まらない。身体からアドレナリンが噴き出すのを感じ、瞳孔が開き、ステアリングを握る手が少し汗ばむ。コーナーが迫ってきた 、しっかりしたペダルタッチを感じながらブレーキを踏み、2速へシフトダウン。ブレーキを残しながらステアリングを少し切るとスムーズにフロントが旋回を始め、6気筒を積んだエンジンの重さは意識しない。四輪、特に後輪のしっかりした接地感を感じ、ボディも全く揺れないため自信を持って走れる。コーナーを抜け再びスロットルを全開にすると、再び車内に素晴らしいエンジン音が響きわたる。途中で道に大きなうねりがあり、身構えるが何事も無かったようにサスペンションが吸収する。速い!、凄い!、気持ちいい! エンジン、ボディ、サスペンション、そして音までが高次元でバランスが取れていて、運転していて楽しく更に右足に力が入ってしまう。
SMGの設定がないのが残念
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オプションのアクティブ・ステアリングが装備されていたが、更に気持ち良く走るには必要な装備だ。LSDは用意されていないが、一般道の乾燥路を走っている限りはリヤの接地性が良好の為に、必要性を感じなかった。欲をいえば、MTだけではなくSMGの設定が欲しい。そうすれば更に安全にコーナーを楽しめ、渋滞でも、そして彼女にだって運転が楽しめる。






