BMW325iツーリングとは……
BMW3シリーズは2005年4月にセダンが登場したが、その後10月にステーションワゴンのツーリングが追加されている。ただし、ツーリングは325iツーリングの1グレードのみで、バリエーションを絞った設定だ。
ワゴンでシルキーシックス(6気筒)を味わう
325iツーリングに搭載されるエンジンは直列6気筒の2.5L。今どき直列6気筒エンジンを本気で作っているのはBMWだけになったといっても過言ではない。トヨタがプログレやブレビスに直6を積んでいるが、これはフルモデルチェンジをしていないため、チェンジがあれば廃止されてしまうエンジンだから、実質的にBMWだけと言っても良い。
直列6気筒の良さはV型6気筒に比べてスムーズに回ること。もちろんエンジン自体のデキが良くなければダメなのだが、素性の良い直6をしっかり仕上げているのはBMWらしいところで、この直6もとても気持ち良く回ってくれる。それもアクセルワークにリニアに反応する感じでレッドゾーンの手前の6700回転あたりまで一気に伸びていくので好感が持てる。
試乗車はMスポーツパッケージというオプションを装着したモデル。スポーツサスペンションや小径の本革巻きステアリングホイール、スポーツシートなどを装備しており、走りのフィールは一段とスポーティなものになる。しっかりした手応えのステアリングは操舵量に応じてシャープなレスポンスがあり、きびきびした感じの走りが可能。
足回りは相当に硬めの味付けで段差のあるようなところではゴツゴツ感を感じるが、コーナーでのロールを抑えて安定感いっぱいの走りを楽しめる。このあたりはBMWらしさにあふれた味付けといっても良いだろう。
セダンに比べてどうか?
325iツーリングの価格は550万円で、セダンの325iに比べて20万円高い設定。この価格差は実に妥当なものといえるだろう。ツーリングは後席の背もたれを倒せば完全にフラットなラゲッジスペースを作ることができるほか、今回の3シリーズはボディサイズが大きくなったので、ラゲッジスペースの容量も拡大されて一段とツーリングらしいクルマに仕上げられている。