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新車試乗レポート

【BMW Z4ロードスター/Mロードスター試乗記】超官能ロードスター「M」が追加され、マイナーチェンジ

(2006.05.19)
BMW Z4ロードスター/Z4Mロードスター
BMW Z4ロードスター/Z4Mロードスター

3.3リッターの専用チューニングの6気筒エンジンを搭載する「M」。最高出力343馬力、最大トルク37.2kgmという超ハイスペックだ。しかもそんなエンジンが1.5トン未満のボディに載ってしまうのだから、想像するだけですごいということがわかるだろう。

BMW Z4ロードスター/Z4Mロードスター

いずれのZ4でも、BMWならではの直列6気筒ツインカムエンジンが搭載される。最高出力は3リッターで265馬力とかなり強力。2.5リッターでも177馬力と、十分ハイパフォーマンスであり不満ない。

BMW Z4ロードスター/Z4Mロードスター

「M」の0-100km/h加速は5.0秒という圧倒的なパフォーマンス。これは同排気量のポルシェボクスターS(5.5秒)に対しても勝っている。

BMW Z4ロードスター/Z4Mロードスター

通常のZ4が電動パワステを採用するところ、「M」は油圧パワステにこだわり、リニアなハンドリングを実現している。加えてM社製専用チューニングのサスペンションに拠るとことも多いだろうか。

BMW Z4ロードスター/Z4Mロードスター

「M」の止まる性能も見事なもので、ブレーキにはドリルド・コンパウンド・ディスク・ブレーキを採用している。ディスクローター浮いた状態でマウントされており、ディスクリングの摩擦熱を抑制しつつ、あらゆる状況で圧倒的な制動性能を発揮するとのこと。100km/hから急ブレーキをかけると、わずか34mで止まってしまうと言うからビックリだ!

BMW Z4ロードスター/Z4Mロードスター

通常モデルの進化だって負けてはいない。廉価モデルは2.2リッタから2.5リッターに格上げされ、最高出力で7馬力、最大トルクで2.1kgmのパワーアップを果たしている。それに伴い、ATも5速から6速へ変更。これだけ進化してくれれば、このグレードで十分と思ってしまう人が多いのでは?

BMW Z4ロードスター/Z4Mロードスター

3リッターモデルの進化はさらに著しい! 排気量こそ変わらないものの、130i M-Sportと同型のものに変更。最高出力で34馬力、最大トルクで1.5kgmの大幅なポテンシャルアップを果たし、265馬力、32.1kgmというパフォーマンスを実現している。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 Z4に搭載されるエンジンは、今回のマイナーチェンジで標準モデルも新しいものに変わった。基本的には先にデビューした新型3シリーズに搭載されるのと同じエンジンで、これに電子制御6速ATが組み合わされる。3.0siではパドルシフト付きのスポーツATとなる。
 Mロードスターでは、搭載エンジンが3.2Lの直列6気筒エンジンになる。このエンジンは252kW(343ps)の強力なパワーを発生するが、その最高出力を発生する回転数が7900回転という超高回転型エンジン。365N・mの最大トルクも4900回転で発生している。
 アクセルを踏み込むとタコメーターの針が跳ね上がるように反応し、パワーの盛り上がりを伴って気持ち良く吹き上がっていく。Z4の重量は1500kg以下と軽いこともあって、文字通り豪快な加速フィールが味わえる。6速MTのトランスミッションは短いストロークでカチッカチッと決まり、シフト操作も気持ち良いものだ。
 車高を15mm下げた専用のスポーツサスペンションは相当に硬めのチューニング。コーナーでの安定性が高く、ほとんど車体を傾けることなく軽快に駆け抜けていくことができる。ただ、ワインディングなどを元気良く走るときにはとても良いが、日常的にこの足回りのクルマに乗っていたいかというと考えさせられる部分もある。
 Mロードスターの高いシャシー性能を象徴するのがブレーキで、これはM3用のブレーキをサイズアップして移植したものだけに効き具合は強烈。時速100kmからのフルブレーキング時にはわずか34mで停止できるという。

●まとめ

 クルマの性能の高さで考えたら、選びたいのは断然Mロードスター。オープンカーの爽快な走り、本格的なスポーツカーとしての走りの気持ち良さ、高い操縦安定性など、どれをとっても超一級のクルマに仕上げられているからだ。ただ、価格もべらぼうに高くて、800万円台に乗ってしまう。普通に買えるクルマでないことは確かだ。
 これに対してZ4ロードスターの2.5iなら価格は400万円台前半。いろいろなオプションを装着しても500万円くらいで上がる。これならグンと現実的な選択になるだろう。実際に2.5iを走らせても相当にスポーティな実力を持つのは間違いない。一般のユーザーが乗って楽しさを引き出せるのは2.5iのほうだと思う。

新車見積もりはこちら
代表グレード
2.5i
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4100×1780×1285
車両重量[kg]
1400
総排気量[cc]
2496
最高出力[ps(kw)/rpm]
177(130)/5800
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
23.5(230)/3500-5000
ミッション
6AT
定員[人]
2
税込価格[万円]
439
発売日
2006.4.25
レポート
松下 宏
写真
森山 良雄
スタイル インテリア 走り&メカニズム

「BMW Z4」について

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