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特集

【新型 レガシィ サーキット試乗会潜入レポ】(2)まずはブリーフィングでメカニズム解説

(2006.05.29)

試乗の前にレガシィシリーズの改良点をお勉強

ビッグマイナーチェンジの効果を体験するには、改良された内容を学ばなくては意味がない。
まずは、広報と開発の方からレガシィシリーズの詳しい説明を受けるスケジュールだ。

*ご注意*
この記事はあくまでもドライビング・ド素人のコリマネがサーキット試乗会に潜入した際のリポートです。
有識者による正式な試乗記は後日公開いたします。念のため・・・

下記の写真は、今回の改良の目玉であるSI-DRIVEのプレゼンテーション。
今回の改良の目玉、SI-DRIVE|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
インテリジェント・モード|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
インテリジェント・モード
スポーツ・モード|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
スポーツ・モード
スポーツ#・モード|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
スポーツ#・モード

14:00 ブリーフィング開始

試乗の前に、改良点に関するプレス向けのブリーフィングが行なわれた。

レガシィシリーズの歴史、目指すもの、そして今回のビッグマイナーチェンジのコンセプトを広報担当の方からプレゼンテーションしていただいた。
スバルの車作りの思想|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
スバルの車作りの思想。
序盤は新車発表会でよく見かけるようなプレゼンテーション内容だ。
レガシィシリーズ、エンジン出力の歴史|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
レガシィシリーズ エンジン出力の歴史。
絶対数値を基本にしたプレゼンテーションで、同時に世代を重ねるごとに、安全対策等で車両重量が増していることを指摘している。
レガシィシリーズ トルクの向上|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
トルクも向上し続けた、が・・・
「カタログ数値や限界性能の高さが商品魅力になるとは言い切れない時代」
それ以前に、市場は絶対数値を求めているのだろうか?
その疑問へのスバルの解答は・・・

今までスバルが力を注げなかった(できなかった)方面へのチャレンジ|レガシィ シリーズ サーキット試乗会

興味深かったのは、クルマの持つカタログ数値や限界性能の高さが商品の魅力になるとは言い切れない時代、というプレゼンテーションだ。

「時代」という表現。

それを言うならば、
時代はすでに「カタログ数値」や「限界性能」など求めていない。

なのに、このストイックさ・・・いや、違う・・・
むしろ「カタログ数値」や「限界性能」など当然で、
(競合車種や市場に対して)そんな勝負をしなくてもよくなった、その先をどうするのか?
というスバルの自信と不安が両方現われているようにも受け取れる。

今回登場した「キャラクターを変えて積極的にドライブを楽しもう」という新機能SI-DRIVEの提案は、
「ドライバーズブランドとして"ユーザーに認知されている"我々が、すでにスペックや限界性能で応えているのは当然として・・・」という前提があるのだろう。

上質、快適、利便、今まではあきらめていたのか、期待していなかったのか?|レガシィ シリーズ サーキット試乗会

現在、業界全体の日本市場に見る新車販売台数は芳しくない状態にある。
「自分たちは誰に対して、どう応えなければいけないか?」
スバルはそれを良く知っているメーカーだ。

特定セグメントでの競合との差別化ではなく、ドライビングそのものを積極的に楽しむことをユーザーに知っていただかないと、市場の拡大は見えない。

だからこそ、ユーザーやメディアに対する情報提供、コミュニケーションに大変熱心なメーカーでもある。

2.0リットルDOHCターボエンジン|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
とはいっても、ファンならエンジンチューンにも興味津々だろう。
2.0リットルDOHCターボエンジン。
もはや語るまでもないEJ20だが、より実用性を高めている。
新規設計時の初代レガシィから約17年、熟成を重ねた歴史の深いエンジンである。
89年当時最多勝のラリードライバー、マルク・アレンに「ノーパワー」あげくは「ノーエンジン」といわれたのも、今は昔???
3.0リットルDOHCエンジン|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
3.0R+6MTの採用以降、注目を集めるようになった、
3.0リットルDOHCエンジン。
水平対抗6気筒のEZ30は、筆者もほしい一台。
3リットルで多気筒だけど、
ビックボア×ショートストローク。
良くも悪くも、水平対抗らしさがあふれるエンジンだ。
2.5リットルSOHCエンジン|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
今回最も注目されるエンジン改良がこれ、
2.5リットルSOHCエンジン。
ホンダ以外では採用も減った可変バルブ「リフト」機構(可変バルブ「タイミング」はたくさんあるが)をSOHCの2.5リットルに搭載。
個人的な解釈で申し訳ないが、車幅と水平対抗という構造の関係で、リフト機構付きのヘッドは採用されないと思い込んでいた。
・・・専門家ではないけれど。
トランスミッションの改良点|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
ボディ、足回りの改良点|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
左右独立の空調|レガシィ シリーズ サーキット試乗会

燃費の向上を猛烈アピール!

逆に特定のユーザー層に特化したブランドを持つだけに、ユーザーやメディアとの対話や距離が近くないと、スバルの生命線であるドライバーズブランドであるというイメージが希薄になる。
そうなれば、どの業界でも淘汰の進むこの時代、メーカーの存在意義そのものが危ぶまれる可能性もあるわけだ。

それは、燃費性能に関するプレゼンテーションの熱心さにも現れている。
環境への配慮は自動車メーカーとしては当然のことだが、昨今のガソリン高騰を考えれば、良くないと思われがちな「スバル車の燃費に対するイメージ」を払拭することは急務だろう。

プレゼンテーションのスライドショーの中で、燃費の向上に関するスライドがもっとも多かった。

エレクトロルミネセントメーター|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
SI-DRIVEの機能を表示するマルチインフォメーションディスプレイや燃費走行に役立つECOゲージ、MT車ではシフトアップインジケーター等を装備する、エレクトロルミネセントメーター。
燃費を従来型より最大10%向上|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
SI-DRIVEのインテリジェント・モードにより、燃費を従来型より最大10%向上するという。
航続距離も700kmをうたう。
従来型よりも2.0GTで11.7%、3.0Rで9.6%も燃費が向上|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
なんと全国のスバルディーラ周辺の道路環境で実走行による燃費調査を実施。
従来型よりも2.0GTで11.7%、3.0Rで9.6%も燃費が向上しているという。
東京スバルでの燃費テスト結果|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
東京スバルでの燃費テスト結果。
テスト走行のコースが示されている。
平均よりも高い結果が出ている京都スバルでの燃費テスト結果|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
こちらは京都スバルでの燃費テスト結果。平均よりも高い結果が出ている。
福島県から栃木県までの長距離燃費テスト|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
高速道路の走行を含む、福島県から栃木県までの長距離走行燃費テスト。かなり良い結果が出ているが・・・

筆者がインプレッサ STI Ver.IVに乗っていたころの燃費は、街乗り7〜8km/L程度。運転がヘタっぴなくせに、ちょっとヤンチャな走行をすると6km/L代といったところ。
スポーツエンジンでありながら、積極的にエンジン回転を楽しんでも9〜10km/Lを保つことができたホンダのDOHC VTEC(どの排気量でも)とは比べ物にならないが、スバル車はまぁこんなものと割り切って乗っていた。

しかし、とある雑誌の有識者の寄稿に、そもそも水平対抗エンジン自体の燃費が悪い訳ではなく、水平対抗というエンジン自体稀少ゆえ、エンジン内の燃焼観測データ、研究例の少なさによるものだ、という記述を見たことがある。
筆者は技術知識がないため、真偽のほどは定かではない。

今では「悪くても仕方がない」で許されないご時世、訴求されている燃費向上が、一般ユーザーの街乗り実走行でも体験できることを祈りたい。

( 次ページへつづく )

written by コリマネ
職業:Webディレクター兼プロデューサ

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