

乗用車をベースとしたミニバンの先駆けとして大ヒットを飛ばした初代オデッセイ。その伝統は現行モデルにもしっかりと受け継がれている。3代目となる現行型がこだわったのは低床・低重心。フィット譲りのセンタータンクレイアウトなどを採用することで、タワーパーキングにも入る1550ミリというミニバンとは思えない低い車高を実現している。しかし、フロア自体も低いので、結果としてパッケージングを損なうことはない。
さらに低床化が生み出す低重心は、走りに大いに貢献。先代から登場した走りのグレード「アブソルート」は現行型にもラインナップされ、2.4リッターのNAながら、なんと200馬力を達成。最大出力は6800回転で高回転で発生する。硬めのサスペンションも相まって、走りにこだわるホンダの面目躍如といったところだ。ただし足まわりのセッティングについては、不評も出ていたのは事実で、2006年4月に行なわれたマイナーチェンジでは内外装の仕様やデザイン変更とともに、ソフトな味付けとなった。
ボディサイズ (全長x全幅x全高) |
4770x1800x1550mm |
車両重量 |
1550kg |
エンジンタイプ |
直4DOHC |
総排気量 |
2354cc |
最高出力 |
200ps(147kW)/6800rpm |
最大トルク |
23.7kg-m(232N・m) /4500rpm |
ミッション |
5速AT |
10・15モード燃費 |
11.0km/l |
サスペンション (前/後) |
ダブルウイッシュボーン |
ブレーキ (前/後) |
ベンチレーテッドディスク /ディスク |
税込価格 |
278.25万円 |
|
|


初代は1990年(オデッセイは94年)に登場しただけに、こちらも日本のミニバンのなかでは先駆者的存在だ。ただしFRを採用するなど、アメリカンテイスト(88年から輸出されていた)が強調されており、キャラクター自体はオデッセイとは異なっていた。その後モデルチェンジを重ねるにしたがって、使い勝手のいいMクラスミニバンへと進化。今やマツダを代表するまでになった。
現行型は06年2月に登場したばかりで、室内は広大で各部の質感も上々。さらにマツダのZoom ZoomのDNAを存分に注入したのもウリとなっている。なかでも最大の目玉といっていいのが、今回テストに連れ出したターボモデルの23Tだ。これはすでにアテンザに搭載されているユニットで、MPVに搭載するに当たっては独自のチューニングを施している。その結果、尖った過激な味付けというよりも、天井知らずに滑らかに吹け上がるマイルドなフィーリングで、まるで3.5リッターぐらいのV6のようなトルクフルな味わいが楽しめる。
ボディサイズ (全長x全幅x全高) |
4870x1850x1685mm |
車両重量 |
1800kg |
エンジンタイプ |
直4DOHC
|
総排気量 |
2260cc |
最高出力 |
245ps(180kW)/5000rpm |
最大トルク |
35.7kg-m(350N・m) /2500rpm |
ミッション |
6速AT |
10・15モード燃費 |
10.2km/l |
サスペンション (前/後) |
ストラット /マルチリンク |
ブレーキ (前/後) |
ベンチレーテッドディスク
|
税込価格 |
280.0万円 |
|