 |
ミニバンといえばオデッセイが定番。ブランドイメージの強さで断然優位に立つ。しかも低全高の独特のデザイン&パッケージングを採用するほか、インテリアデザインもとても斬新な印象を与えるものだ。絶対的なパワーではMPVターボに大きく及ばないが、走りのスポーティさはほとんど同等ともいえる水準にある。
|
今回のMPVは走りや機能に関してはとてもよくできたクルマだが、インパネを見るとあまりにフツー過ぎるイメージにがっかりさせられる。またブランドイメージでもオデッセイには劣っており、総合的な商品力ではやや及ばないように思う。値引きを抑えているためか、立ち上がりからの販売台数も伸び悩んでいる。
|
 |
VTECエンジンは刺激的だ。とくに高回転域の切れ味が鋭いから回す楽しみがある。最新モデルは18インチの45タイヤを履くが、ハンドリングと乗り心地の妥協点はすこぶる高い。走りの実力は際立って高いが、ミニバンの魅力の源となる開放感や心地よさは今一歩だ。ワゴン感覚で付き合える。セカンドシートまでなら快適性は高い。
|
ターボの後押しにより、大排気量の自然吸気エンジンのように低回転域から分厚いトルクが盛り上がる。6速ATもいい仕上がりだ。フットワークも冴えているが、ちょっとスポーティさの演出が過剰なところやターボならではのジャジャ馬なところが見え隠れする。キャビンは快適性が高い。スライドドアだから、後席の乗り降りもラクだ。
|
 |
「あまりトンガッてなくてもいいけれど、かといって普通の乗用車じゃつまらない」といったユーザー層にピッタリかと。飛び抜けた部分こそ持っていないが、ミニバンとしての使い勝手をキッチリと実現しつつ、ハンドリングや絶対的な動力性能は素晴らしい。ただ標準エンジンの「L」でも満足できるレベルではある。
|
パワフルなターボエンジンの採用などによって、ミニバンと思えないようなドライビング・プレジャー(走る楽しさ)を持つことがMPVの魅力である。実際、レガシィGTから乗り換えを考えているユーザーもいるようだ。ただ毎日の足として使うことを考えると、燃費で若干厳しいかもしれない(とくに4WDモデル)。
|