『少しでも安く!』が中古軽自動車の値段を上げている
軽自動車は値落ち率が普通車よりも低く、中古車の旨味が少ないということを前回解説しましたが、今回はなぜ軽自動車の中古車は値落ちが少ないかを紹介します。
まず第一は基本的なことですが、需要と供給のバランスです。つまり軽自動車は、値落ち率の低い、高いクルマでも結構売れてしまうからです。
軽自動車を買おうとする人は、ランニングコストの安い軽自動車を買おうとしているぐらいですから、当然、経済観念の高い人といえるでしょう。したがって、少しでも安いものを買いたいという人が多く、新車よりも直接の出費が抑えられる中古車に人気が集まります。
さらに、軽自動車のメインマーケットが地方ということも理由のひとつだと思います。やはり地方は中古車販売店が集中している場所が少なく、独自の値付けでも他店との競争が少なかったり、「以前もその店で買った」などという、人のつながりで売れてしまうことも多いようです。
最近はネットの普及により、全国的に相場が形成されるようになりましたが、それでも都市部よりは全般的に地方の方が中古車相場が高いように感じます。
軽自動車はタダみたいな値段になりにくい
また、軽自動車は廃車寸前までアシとしての需要があるので、タダみたいな値段にならないのも、理由のひとつに挙げられるでしょう。普通車の不人気セダンだと、まだまだ元気に動いていても、9年目か11年目の車検が切れれば最後はオークションで数千円という値段になってしまいますが、軽自動車の場合は、年式が古く、結構ボロくても、ちゃんと動きそうなら3万円ぐらいの値が付きます。
ワゴンRのような人気車やワンボックス軽自動車だと、10年選手でもキレイで過走行になっていなければ、10万円以上の値が付くそうです。つまり底辺がゼロではないので、それまでの値下がり曲線も緩やかになってくるのでしょう。


