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【ザ・対決 第6回軽自動車比較】スバル ステラ vs スズキ ワゴンR 詳細レポート

(2006.09.15)
ザ・対決 スバル ステラ
VS スズキ ワゴンR
第6回  軽自動車[ハイトワゴン]編
軽自動車対決

やっと出てきたスバルのハイトワゴン。「軽のミニバン」として人気の高いハイトワゴン系だが、他社が軒並みヒットを飛ばすなか、プレオ以来新型をリリースしてこなかっただけに、正直苦戦を強いられてきた。待望の新型として登場してきたのがステラだが、激戦の軽自動車界において、どれだけ健闘できるかは大いに興味があるところ。スバルファンをも取り込む魅力はそこにあるのか? 今回はあえて、王者として君臨し続けるワゴンRと対決。しかもカスタム系だ!

川口みさ
PHOTO/佐藤靖彦 構成/近藤暁史
モデル/川口みさ

ROUND1:ファーストインプレッション

スバル ステラ
スバル ステラ
ベーシック感を強調して
万人受けを狙う

「楽しい関係空間」をコンセプトにスバルがリリースしたのが、ステラだ。関係空間というだけに、そのスタイルは広大なパッケージングが自慢のハイトワゴン。スバルといえば、プレオ以来ハイトワゴン系のニューモデルはなく、販売的にも「去り残された感」は強かっただけに待望の登場といっていいだろう。とくに力を入れているのが、日常的にハンドルを持つことの多い母親と子供の関係をより密にするということ。各部に防音材を効果的に採用することで、静粛性を高めているだけでなく、リヤシートにロングスライド機能をプラスするなど、さまざまな面で配慮している。もちろん、小物入れなどの収納も多い。エンジンはスバルがこだわり続ける4気筒。そして同じくスバル自慢のi-CVTを組み合わせることで、滑らかで扱いやすい走りを実現するだけでなく、燃費も秀逸。NAであれば20km/lを大きく上まわる高燃費ぶりに注目だ。ラインナップ的には、2つに分かれ、今回取材に連れ出したスタイル重視のカスタム系とベーシックな標準グレードとなり、好みで選ぶことができる。

スズキ ワゴンR
スズキ ワゴンR
軽自動車界のトップに君臨
走りへのこだわりも十分

1993年に登場した初代から大ヒットを続けるワゴンR。現行型は3代目となり、登場は2003年のことだから、すでに4年が経っているのだが、販売ランキングを見るといまだにコンスタントに月販1万5000台以上をキープ(2万台の月もあり)。しかも最近は永遠のライバルたるムーヴをまったく寄せ付けないという王者ぶりだ。その人気の秘密は「軽のミニバン」というコンセプトに尽きるが、スクエアなボディならではの広大な室内だけでなく、充実した装備や豊富な収納。そしていち早く可変バルブタイミングを採用したNAと軽自動車初の直噴ターボと、ニーズにしっかりあった走りなど、あらゆる部分にあるといっていい。今回の対決要員として登場させたのは、エアロをまとったカスタム系のRRで、エンジンはターボを搭載するホットグレード。対するステラもカスタムなのでまさに真っ向勝負なのだが、残念ながらエンジンはスーパーチャージャーではないので、直接比較は無理だが、軽ナンバー1のスズキの実力を知るには問題ないだろう。

ステラ カスタムR(FF)
ボディサイズ(全長x全幅x全高)
3395x1475x1645mm
車両重量
870kg
エンジンタイプ
直4DOHC AVCS
総排気量
658cc
最高出力
54ps(40kW)/6400rpm
最大トルク
6.4kg-m(63N・m)/4400rpm
ミッション
i-CVT
10・15モード燃費
22.5km/L
サスペンション(前/後)
ストラット/デュアルリンク
ブレーキ(前/後)
ベンチレーテッドディスク/リーディングトレーリング
税込価格
119.7万円
ワゴンR RR(FF)
ボディサイズ(全長x全幅x全高)
3395x1475x1635mm
車両重量
860kg
エンジンタイプ
直3DOHC
総排気量
658cc
最高出力
64ps(47kW)/6500rpm
最大トルク
10.5kg-m(103N・m)/3500rpm
ミッション
4速AT
10・15モード燃費
19.4km/L
サスペンション(前/後)
ストラット/トレーリングリンク
ブレーキ(前/後)
ベンチレーテッドディスク/リーディングトレーリング
税込価格
141.75万円
ステラ

スズキやダイハツが3気筒にこだわる反面、スバルは4気筒にこだわり続けている。しなやかで滑らかなフィーリングが持ち味だ。

ワゴンR

RRは64馬力発揮の直噴ターボのみの設定。一方、エアロが装着されないノーマルのワゴンRは可変バルブタイミング付きNAだけ。

165/55R14

165/55R14という軽にしては低偏平のタイヤを履くが、ゴツゴツ感はまったくなく、足まわりもよく粘る。アルミホイールは、オプションとなる。

インパネ

質感はじつに高いが、シフトが邪魔して左右でのウォークスルーができないのが難点だ。ただしシフト自体の操作性は優れている。

155/65R14

全グレード同じサイズで165/65R14となるが、カスタム系はアルミホイールが標準で装着される。足回りはしっとりとした味付けだ。

インパネ

洗練されたイメージのインパネまわり。ボタン類の操作も自然にでき、コラムシフトを採用することで左右ウォークスルーも可能だ。

インテリア

シートは大ぶりでクッションも厚くて、座り心地はとてもいい。着座姿勢も自然だが、シフト部分にヒザが当たるのは気になった。

インテリア

上下方向にスペースが稼げるハイトワゴンのメリットは、乗員を立ち気味に座らせることで余裕を持たせられること。スライドも可能だ。

ワゴンRのインテリア

立ち気味の着座になるものの、見切りもよく、女性でも運転しやすい。ただしシート自体の造りはクッションは薄めで、ベーシックな感じ。

ワゴンRのインテリア

軽自動車とは思えないほどのゆったりとしたリヤシート。とくに足元の広大なスペースは特筆モノだ。さらに左右独立してスライドする。

シート

親密な車内空間を狙ったというだけに、こんなこともできる。確かにリヤシートに座った人とのコミュニケーションはとても密だ。

シート

収納が多いのが自慢のひとつだが、ワゴンRがいち早く採用したのが、シートアンダーボックス。外してバスケットのように持ち運べる。

高速道路での巡航だが、ワゴンRは以前ほど高回転で回らないので、かなり静か。追い越し加速もなんなくこなしてくれる。一方のステラはNAということもあるが、i-CVTとのマッチングが気になった。

「スズキ ワゴンR」について

「スバル ステラ」について

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