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【トヨタ潜水艦SS-4】水深1m全速前進だ!■アジアXCラリー■Part-6

(2006.09.08)

8月10日 今日は休息日 タイからラオスで大移動! だけど・・・ 

メコン川をフェリーで渡る

8月10日(木) 晴れ
今日はタイからラオスで移動のみの休息日。しかし段取りの悪さには毎回関心させられる。早朝にホテルを出発してホテルの目の前の道で灼熱地獄の中4時間以上待ちぼうけ??ならホテルで待たせてよ〜ってな感じである。ま〜それも含めてタイらしいんだけどね。
タイからラオスへは写真のフェリーで移動だ。2001年に同ラリーでカンボジアまで行ったときにも使用した同じ経路だ。

ボーダーを越えるのは大変だ〜

またまたラオスに着いてから2時間以上の待ちぼうけ? 結局ボーダーを越えるだけで8時間以上も費やしたことになる。本日宿泊予定のホテルまで220kmもあるのに既に16:00を過ぎようとしているではないか! ナビのヨンは「ラオスの夜はやばい!・・」とやたらと食料を買いあさっており、フランスパンを2本私に手渡し「これで大丈夫だ!」と意気揚々・・
慣れない日本人がタイに行くときと同じ行動なのには笑える。なんとか明るいうちには到着したいものであるが、結局到着したのは19:30で辺りは暗くなってました。
しかし一つ川を越えるだけでこんなにも違うものかと毎回驚かされる。タイと比べるとかなり貧しい国の情勢が伺えるが、2001年のときよりもインフラが進み幹線道路も綺麗になっているし、生活レベルも多少は上がっているのだろう。
それでもサドルと片側のペダルがないサイズの大きい自転車を片漕ぎしている子供が楽しそうに遊んでいる。自転車を持っている子供は豊かな方だ。
それがラオスの実情だ。

水、水、水....肉の少ないシャブシャブ状態だ!でもフルコース?

船か潜水艦か?!トヨタの新しい形

8月11日(金) 曇り(雨)
”ドシャ〜〜〜” 雨の音で目が覚めた。
ついに降ったな・・主催者の不気味な笑みが想像できる。昨夜コマ図を確認したら1ページすべてがスリーコーションマーク(!!!)だらけのやばいコース。さらにこの雨である・・・スタートは5番手なので、前車のスタックに巻き込まれないことを祈るしかない。勿論、自車もスタック要注意である!

本日は今年初の1日2本のSSだ。最初のSS−4は111kmでターゲットタイムが4時間30分?!それだけで簡単ではないことが容易に想像ができる。更にSS−5などは36kmで2時間30分のターゲットタイムとなっており今大会のメインがついにやってきたという感じだ。何もキングコブラのいるラオスのジャングルをメインにすることないじゃんね〜

この程度なら楽で良いのだが・・・

SS−4 スタート!
走り出して早々に水たまり+穴の連続で、クルマへのダメージを考えると抑えたくなるが、最終日の明日のSSが短いことを考えると今日が挽回の最後のチャンス! 抑えている場合ではない。
走り始めて間もなく前車4番スタートの選手・・・ではなく1番スタートの高杉選手に追いついたのだ?! スペアパーツが少ないプライベーターで出場の高杉選手には、この荒れたコース状況は過酷すぎる・・抑えて正解だ。となると、他の選手は相当飛ばしている。これはやばい・・・

前車4番スタートのイスズ・ヴィバット選手は、このような荒れたコースを得意とする選手だ。特にイスズは荒地に強い車両設計のようでサスペンションもベストマッチしている。しかし総合成績ではトップと38分差なので、かなり頑張らなければ逆転は難しい。そんな逆転を狙っている彼に追いつけば総合トップになる可能性もあるのでクルマを壊さない程度にアクセルオンだ!
遠くまで見渡せるところに来ると前車のヴィバット選手が見えるではないですか! しかしそこは水と穴の連続なのでスピードが出ない場所。見えてはいるが依然2分は離れている・・・さすがにイスズは速い、苦しい展開だ。

そんな中、細い橋があるというポイントに到着。
すると総合1位のトヨタハイラックスヴィーゴのプティワット選手が橋があるとされているポイントでスタックしているではないですか?!
あれ?でも、前車のヴィバット選手がそこに居ない?
見渡すと右の川の中を走り急激な坂を登った跡があります。おいおい、ここクリアできるのか?ちょっとでも止まったら間違いなくスタックであります。
勢いをつけて・・・”ドッボ〜ン”
思った以上に川が深く車速が死んでしまった。これで上がれるのか? しかし運良くグリグリと登っていってくれるではないですか! さすがトヨタであります!助かりました。

やはりトップの魔物にやられたプティワット選手はここで戦線離脱です。 となると総合優勝争いは、タイ三菱ラリーアートのマナ選手と一騎打ちだ!

タイ三菱ラリーアートのエース・マナ選手

しかしそう簡単には終わらないのがラリー。残り20kmというところでウォッシャーにトラブル発生!全く水が出なくなってしまったのだ。幾ら水が多いコースとは言え、ドロ水なので跳ね上げた際は必ずウォッシャーが必要な状況。
ワイパーが動くだけでも儲けものなのですが、動かせば動かすほどドロを引っ張ってしまって前が見えない状況なのです。なんとか水溜りの水を利用してフロントタイヤで跳ね上げ、ウォッシャー代わりに使用し辛うじて難を逃れることが出来たのだ。

やっとフィニッシュ! であります。

やはり強かったイスズのヴィバット選手。しかし絶好調の私は1秒差で1:54:38秒のSSトップタイムをマーク!
現時点で総合2位のマナ選手に2分差をつけ総合1位に躍進であります!
まだ”運”はあるようだ。 SS−5へ続く・・・・・
(リザルトはSS−5フィニッシュ{Day Leg終了後}発表なので今回はありません)

トヨタハイラックスヴィーゴのパティワット選手
やはり1番の魔物にやられたプティワット選手。同じトヨタハイラックスヴィーゴに乗っていただけに残念であります。
みてろよ ラオ〜ス!
”見てろよ ラオ〜ス!”
(画像手前の赤いシャツ)当チームの若手メカニックで初の海外遠征であります。対岸のラオスに向かって気合一発です!
お化け屋敷・・
ラオスで宿泊したホテル
なんと数百人の人が虐殺されたホテルらしく、その話を宿泊日の夜に三菱チームのボスから聞かされ、ビクビクの夜でした。それも戦略か?!

*SS−4は、ターゲットタイム内でフィニッシュできたのが9台(34台出走)だけだったことを考えるとコースの酷さが想像できると思います。
ちなみにカメラマン(メディア)が入っていける場所はコースの中でも容易な場所で、実際のコースは画像の数十倍も大変な場所です。

本日後半のSS-5へ続く......

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