『リトラクタブルハードトップ』とは
ロードスターは軽快なライトウエイトスポーツであることを主眼に開発されたモデルであるため、ルーフも幌タイプのソフトトップを採用してきた。最近では、ヨーロッパのコンパクトカーなどが電動格納タイプのスチールルーフを採用し、クーペ・コンバーチブルとして販売する例が増えていたり、あるいは幌タイプでも電動格納式が主流になっていることを考えると、マニュアル操作の幌だけの設定となるロードスターはやや特異な存在になりつつあった。
そんな状況の中で、ロードスターの良さとハードトップの快適性を兼ね備えたモデルとしてRHT(リトラクタブル・ハード・トップ)が設定された。電動格納式のルーフにすると重量が増加するのは避けられないが、それを少しでも少なくするために樹脂製のルーフパネルを採用し、さらに独特の収納方法を工夫することでラゲッジスペースもスポイルしないといった、いろいろな意味でロードスターの良さを残して開発されたのがRHTだった。
マニュアル式の幌と電動式のRHTの2本立てを採用する車種はほかにはなく、ロードスターであえてそれにチャレンジするには、いろいろな意味で軽快さを残したRHTに仕上げる必要があったのだ。
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ソフトトップと変わらず軽快な走り
だから実際に走らせてみると、RHT化による重さの増加や重量配分の変化などがあるにもかかわらず、走りのフィールにはほとんど違いが感じられない。そうした変化を感じさせないように足回りのチューニングが徹底して煮詰められたことにもよるが、オープンにしたときにはロードスターと同じ軽快さや爽快感が得られ、クローズドにしたときにはクーペ並みの快適性が得られるのだ。
ソフトトップとRHTの両方が必要なのかどうか、もしかしたら電動式ソフトトップに一本化する方法があったかも知れないが、極めて容易に開閉が可能なマニュアル式のソフトトップの良さを残しながら、RHTの快適性を実現するには二本立てが必要だったことは良く理解できる。
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この内容で20万円高はリーズナブル!
RHTは標準のソフトトップに対して20万円高い価格が設定されている。わずか12秒で開閉する電動式のRHTが20万円高というのはかなりリーズナブルな価格といえそうだ。この程度の価格差だと、RHTを選ぶ人の比率が高くなることが予想される。
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代表グレード |
RS RHT |
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) |
3995×1720×1255mm |
車両重量[kg] |
1140kg |
総排気量[cc] |
1998cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] |
170ps(125kw)/6700rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] |
19.3kg・m(189N・m)/5000rpm |
ミッション |
6MT |
10・15モード燃焼[km/l] |
13.0km/l |
定員[人] |
2人 |
税込価格[万円] |
270.0万円 |
発売日 |
2006/08/23 |
レポート |
松下 宏 |
写真 |
和田 清志/佐藤靖彦 |



