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特集

【ザ・対決】トヨタ カローラ・フィールダー vs 日産 ウイングロード 徹底比較 (1)〜ファーストインプレッション編〜

(2007.01.01)
ザ・対決 トヨタ カローラ フィールダー VS 日産 ウイングロード
コンパクトワゴン編
トヨタ カローラ フィールダー vs 日産 ウイングロード

カローラのフルモデルチェンジが話題になっているが、セダンと同時にワゴンであるフィールダーも登場した。スタイル的には、ただセダンをワゴンにしたのではなく、しっかりと自らの個性を演出しており、実際販売直後から好調な販売を記録している。さらに対するは日産のウイングロード。流星をイメージしたデザインからもわかるように、若者向けのイメージを強くアピールする。それだけに、ディテールにはさまざまなアイデアが採用され、あらゆるシーンで頼もしさを発揮してくれる。どちらも高い経済性と使い勝手の両立が絶対条件だけに、レベルの高い対決になりそう!

高橋ゆみ
PHOTO/森山良雄 構成/近藤暁史
モデル/高橋ゆみ

ROUND1:ファーストインプレッション

トヨタ カローラ フィールダー
トヨタ カローラ フィールダー
シャーシは先代を流用して
5ナンバーサイズを維持

 過去にはカロゴンなどの愛称で親しまれるなど、トヨタだけでなく、日本を代表するモデルといっていい。新型フィールダーについては、ヨーロッパ車のような洗練したスタイルを採用。さらにカローラとしては10代目となるだけに、充実した装備と性能に注目だ。5ナンバーサイズを維持するためにあえてシャーシは先代から流用しているが、とくに不満はなく完成度は高い。
 エンジンは1.5リッターと1.8リッターの2本立て。前者は従来通りで、後者は最新のデュアルVVT-iを採用する新開発ユニット。経済性とパワーを高いレベルで両立させているのが特徴だ。さらにミッションは一部に5MTが用意される以外は、すべてスーパーCVT-iと呼ばれるトヨタが満を持して開発した最新のタイプを採用している点に注目。坂道を感知したり、さらにナビデータとリンクしたりと、じつに緻密な制御を行なうのだ。
 もちろんワゴンとしての実力もかなりのもので、広いスペースを確保しているだけでなく、レバーを引くだけでリヤシートの座面まで跳ね上がる、「ワンタッチ格納リヤシート」を世界初で採用。価格も含めて、かなりの実力派だ。

[カローラ・フィールダー価格帯]
151.2〜222.6万円

日産 ウイングロード
日産 ウイングロード
充実した装備と使い勝手のよさ
価格も安く、手頃な設定

 そもそもはサニー・カリフォルニアとして誕生した伝統ある日産のコンパクトワゴンだ。先代はビッグマイナーチェンジでメタルちっくな塊感を強調し、人気を博していた。それが現行車では、流星の残像をイメージしたラインをベースに、流麗なスタイルへと変貌した。また顔はお馴染みの日産顔で、大胆なツリ目が個性を強調している。
 サイズ的には今まで同様、5ナンバーを踏襲しており、扱いやすさは上々。エンジンは1.5リッターと1.8リッターで、前者に4速ATが用意されるほかは、すべてCVTとなる。
 パッケージングもよく考えられており、たとえばフロントシートはフルリクライニングしつつ、助手席がテーブルになったりもする。またリヤシートもさらにシートスライド&リクライニング機構付きで、さまざまなシーンに柔軟に対応できるのがポイントだ。
 若者をターゲットとしているだけに、ウォッシャブルタイプのラゲッジボードやラゲッジ後端がシートになるイージーラゲッジベンチなど、さまざまなアイデア装備が充実。またこちらにもリモコンフォールディングシステムと呼ばれるワンタッチでリヤシートを畳める機能が付いている。

[ウイングロード価格帯]
149.31〜189.21万円

トヨタ カローラ フィールダー 1.5Xエアロツアラー
ボディサイズ(全長x全幅x全高)
4410×1695×1480mm
車両重量
1210kg
エンジンタイプ
直列4気筒DOHC
総排気量
1496cc
最高出力
110ps(81kw)/6000rpm
最大トルク
14.3kg・m(140N・m)/4400rpm
ミッション
CVT
10・15モード燃費
18.0km/L
サスペンション(前/後)
マクファーソン・ストラット/トーションビーム
ブレーキ(前/後)
ベンチレーテッドディスク/ドラム
税込価格
185.85万円
日産 ウイングロード 15RXエアロ
ボディサイズ(全長x全幅x全高)
4440×1695×1505mm
車両重量
1220kg
エンジンタイプ
直列4気筒DOHC
総排気量
1498cc
最高出力
109ps(80kW)/6000rpm
最大トルク
15.1kg-m(148N・m)/4400rpm
ミッション
CVT
10・15モード燃費
18.0km/L
サスペンション(前/後)
マクファーソンストラット/トーションビーム
ブレーキ(前/後)
ベンチレーテッドディスク/ドラム
税込価格
169.26万円
トヨタ カローラ フィールダー エンジン

1.5リッターと1.8リッターの直4となるが、1.8リッターは最新のデュアルVVT-iを搭載する。1.5リッターでも不満はない。

日産 ウイングロード エンジン

エンジンは日産が熟成してきた直4ユニットを搭載。1.5リッターと1.8リッターの2タイプを用意する。1.5リッターでも非力ではない。

トヨタ カローラ フィールダー タイヤ

エアロツアラーは専用デザインの15インチホイールになる。乗り味はしっかりとしていて、硬めな味付けでヨーロッパ的。

トヨタ カローラ フィールダー インパネ

セダンに準じたインパネのデザイン。派手なところはないが、質感も高く、今までのコンパクトワゴンのイメージを覆す出来のよさだ。

日産 ウイングロード タイヤ

15インチホイールでタイヤサイズはフィールダーとほとんど同じ。注目すべきは、足まわりの味付けで、懐が深く、あたりもしなやかだ。

日産 ウイングロード インパネ

曲線をうまく取り入れつつ、開放感を演出しているのが特徴となる。こちらも質感も高く、安っぽさはない。シフトなどの操作性もいい。

トヨタ カローラ フィールダー フロントシート

シートもスポーティな形状で、しかもクッションは硬め。しっかりと体を支えてくれ、長距離ドライブでも疲れない。着座姿勢も自然。

トヨタ カローラ フィールダー リヤシート

リヤシートのスペースはゆったりではないが、不満のない程度は確保されている。またウイングロードにはない、アームレストを装着。

日産 ウイングロード フロントシート

コンパクトワゴンのメリットは自然な取り回しだろう。見切りもよく、街中での楽に運転ができる。シートの座り心地もいい。

日産 ウイングロード リヤシート

リヤシートはスペースや機能などは十分なのだが、出来自体はそこそこのレベル。座った感じが、少々、落ち着きがないのは残念なところ。

トヨタ カローラ フィールダー ラゲッジ

5ナンバーサイズといっても、サスペンションの張り出しも少なく、スペースは余裕たっぷりで、荷物の出し入れも楽にできる。

トヨタ カローラ フィールダー ラゲッジ

ワンタッチでリヤシートを倒せばここまで一気に広くなる。かなりの長尺物も積めるようになるのはじつに頼もしい。

日産 ウイングロード ラゲッジ

ラゲッジスペースはかなりのもの。さらに装備的にも撥水フロアとすることで、汚れ物もガンガン積める。フロア下にも収納がある。

日産 ウイングロード ラゲッジ

さらにリヤシートを倒せばここまで広くなるし、フロアもフラット。さらに助手席も写真のように倒せるので、さらに長い物が積める。

トヨタ カローラ フィールダー ワンタッチ格納リヤシート

レバーを引くだけで、倒すことができる「ワンタッチ格納リヤシート」。世界初なのだが、ポイントは座面が跳ね上がる点だ。

日産 ウイングロード ラゲッジシート

道具としての使い勝手を追求しているというだけに、こんな機能も。アウトドアで活躍する装備だ。両隣にはドリンクホルダーも付く。

トヨタ カローラ フィールダー vs 日産 ウイングロード

どちらもCVTがメインだが、フィールダーのほうが新しい分、より滑らかなフィーリングといっていいだろう。今回は1.5リッター同士となったが、ウイングロードのほうが少々粗さが目立った。

「トヨタ カローラ フィールダー」について

「日産 ウイングロード」について

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