アメリカ向けのフルサイズボディを採用
運転席に座って走り出そうとすると、まず最初にボディの大きさが気になる。狭い駐車場で動き出そうとするときなど、周囲に障害物があるかどうかが見えにくいので、かなり気をつかうことになる。走り出してしまえば大きさはさほど気にならなくなるものの、狭い道では大型車とのすれ違いに神経を使うシーンも多かった。
パワフルで滑らかな加速を実現した
搭載エンジンは直列4気筒2.3Lの直噴ターボであるDISIターボ。アメリカ市場向けのモデルなので、本当ならV型6気筒エンジンを搭載したところだが、マツダは現在V型6気筒エンジンを持っておらず、フォードにも手頃なV型6気筒エンジンがないため、2.3Lの直噴ターボを搭載した。CX-9はさすがに2.3Lというわけにはいかず、フォード製の3.5LのV型6気筒エンジンを搭載している。
ただ、日本向けで考えたら、2.3LのDISIターボも決して悪くない。低速域から滑らかにトルクが盛り上がり、力強い加速フィールを示すからだ。CX-7の車両重量は1700kgほどとけっこう重いのだが、重量を感じさせない走りの良さを感じさせる。ラグの少ないリニアな走りは気持ちの良いものだ。組み合わされる6速ATはマニュアル操作な可能なアクティブマチックで、これも走りのスポーティさを支えている。
足回りはけっこう硬めの乗り心地で妙な揺れを抑えた味付けだが、その割には角がとれた感じで乗り心地も悪くない。少々荒れた路面でも不快感を感じることなくこなしてくれる。
●お勧めグレード
標準仕様とクルージングパッケージの2グレードが設定されており、さらに2WDと4WDの設定があるが、CX-7のようなSUVを買うなら4WD車を選ぶべきで、装備や仕様の充実度を考えたら上級グレードのクルージングパッケージがお勧め。価格が360万円台で、オプションのSRSカーテン&サイドエアバッグやカーナビ、BOSEのオーディオなどを装着すると400万円になりさすがに高いという感じになるが、日本でCX-7に乗ろうというなら、これがお勧めだ。本革シートは必要ないというユーザーなら、標準のCX-7でも良いが、最新の安全装備であるプリクラセーフティをオプション装着することができないのが難点だ。