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ホンダ 新型クロスロード 〜話題のクルマを賢く買う方法〜

(2007.04.03)
話題の新型車を賢く買う方法、教えます。
ホンダ 新型クロスロード

今の国内市場では、SUVの人気はすっかり冷え込んでいる。
ゆえにアウトランダー、RAV4、CR-Vは、いずれも北米などの海外市場に重点を置く。
ところが<クロスロード>は違う。今のところは「国内専売モデル」だ。
最近の売れ筋は軽自動車、コンパクトカー、ミニバンという3つのジャンルに偏るが、
そこに留まっていては今後の発展が望めず、国内販売の収益性も高まらない。
何とかテコ入れを図ろうと設定されたのが、<クロスロード>というわけだ。
単なるSUVでは販売を伸ばせないから、コンパクトなボディーに3列のシートを装着。
売れ筋になっているミニバンの機能も持たせたのが特徴だ。

◆本文:渡辺陽一郎
◆データ協力:ガリバー自動車流通研究所
◆総合ディレクション:佐藤 誠(from ガリバー自動車流通研究所)

知の巻:新型クロスロードが人気の理由

SUVをコンパクトに造ると“運転しやすさ”が備わった車に
<ストリーム>と同等の居住性があり、ミニバンとしても使える
ホンダ 新型クロスロード
リセールバリュー:53%〜64%

 リセールバリューはSUVとしては優れた部類に入る。日本車の平均値は3年後の段階で新車価格の35〜45%程度だが、クロスロードであれば53〜64%という予測だ。
 この数字の背景にあるのが、先に触れた「取りまわし性の良い3列シートのSUV」という位置付け。クルマを買う時にSUVを選択肢の1つに含めるユーザーは少なくないが、ボディーが大柄でルーフも高いことから敬遠されてしまう。その点でクロスロードは、ボディーのサイズとスタイルを運転しやすいものに仕上げた。購入の妨げになる要素を払拭させたため、中古車市場でも高値安定型で推移する可能性が高い。つまり、リセールバリューで有利なクルマとなるわけだ。
 将来の下取査定を重視したグレード選びをするなら、「4WD・20Xi」がオススメ。価格は291.9万円と2000ccクラスでは高めだが、横滑り防止装置やサイド&カーテンエアバッグを標準装着する。さらに車間距離を自動制御するクルーズコントロールと、追突不可避の段階で自動的にブレーキを作動させるプリクラッシュ・セーフティーシステムまで加えた。価格に見合う実用的な価値を持った上級グレードと言えるだろう。

 クロスロードの一番の特徴は、直線的なボディースタイル。SUVらしいデザインだが、日本の道路環境に見合った「取りまわし性」も備わっている。ボンネットが視野に収まることで車幅やボディーの先端位置が分かりやすく、サイドウインドーの下端も水平に伸ばしたから後方視界も良い。全幅は1755mmに達して3ナンバーサイズになるが、全長は4300mmを下まわって<ティーダ>などに近い寸法。SUVをコンパクトに造れば、運転のしやすいクルマになる。
 プラットフォームは<ストリーム>と共通で、ホイールベースは40mm短い2700mmに抑えた。それでも全長の割には長い部類に入り、角張ったボディーと相まってスペース効率に優れている。
 そのメリットを生かすのが3列シートの装着だ。3列目に座ると燃料タンクの張り出しで膝が持ち上がり、床下格納の構造を取ったからシートのサイズも小さい。要は補助席だが、全長が300mm近く長いストリームに匹敵する居住性が備わることも事実だ。短距離の移動であれば多人数乗車も可能なので、ミニバンとして使うこともできるだろう。
 エンジンもストリームと同じ1800ccと2000ccを搭載し、駆動方式も前輪駆動の2WDと4WDを選択できる。SUVであることを考えれば2000ccの「4WD・20X」がベストだが、2WDで十分というなら1800ccの「18L・Xパッケージ」が割安だ。

ホンダ 新型クロスロード

SPECIFICATIONS

[代表グレード: 20Xi 4WD]
■ 全長×全幅×全高: 1755×1670×2700(mm)
■ エンジン型式:R20A
■ 排気量:1997(cc)
■ 最大出力:150(ps)
■ 最大トルク:19.4(kg-m)
■ 燃費:13.8(km/l)
■ 定員:7(人)

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比の巻:ライバル研究

不振のSUVの中でリセールバリューも絶好調な<RAV4>はサスガ
「SUVの三菱」渾身の<アウトランダー>はデリカとの相乗効果で!?

VS トヨタ RAV4

トヨタ RAV4
リセールバリュー:52〜60%

 SUVの売れ行きは全般的に低調だが、その中で堅実に売れているのが<RAV4>だ。94年に登場した初代モデルは、軽快なデザインの5ナンバーボディーで大ヒット!! 2代目の先代型は3ナンバーサイズに拡大されて初代ほどの売れ行きではなかったが、不人気車にもなっていない。トヨタ車らしい“質感の高さ”と“充実した販売ネットワーク”があったからだ。歴代モデルの代替え需要も手伝って、現行型も相応の人気を得ることができた。
 そんな<RAV4>の下取査定は3年後の段階で新車時の「52〜60%」。新型車のクロスロードに近い好条件で売却できる。特に最近は海外市場においてSUVのニーズが高まり、RAV4はその中核に位置する。リセールバリューを重視するユーザーに適したクルマだ。

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VS 三菱 アウトランダー

三菱 アウトランダー
リセールバリュー:38〜47%

 <アウトランダー>は05年に登場しており、三菱では<グランディス>に続く29か月ぶりの新型車。代替えを待ち望んでいた三菱ファンも多く、内外装の質感も向上させたことから、SUV市場においては堅調な売れ行きだ。<RAV4>と台数を競い合うライバル車になっている。
 3年後の下取査定は、新車時の「38〜47%」という予測。クロスロードやRAV4には見劣りするものの、高人気の車種とあってSUVでは条件が良い部類に入る。また、売れ筋の「4WD・G」は、装備を充実させながら価格を割安に抑え込んだ。リセールバリューの好条件も考え合わせれば、買う価値の高いSUVといえるだろう。<デリカD:5>の投入で三菱車のイメージが高まれば、さらに有利な条件で売却できるぞ。

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選の巻:オススメ乗り換えプラン

何通りもの組み合わせをクロスできるシートアレンジが魅力
オススメグレード
20X 4WD(\2,488,500)
★★★★★
オススメオプション
電動スモークドガラス・サンルーフ(¥189,000)
Honda HDDインターナビシステム〈リアカメラ付〉(¥262,500)
ディスチャージヘッドライト(HID)(¥63,000)
★★★★★
オススメボディカラー
ナイトシェイド・メタリック ★★★★★
合計 オススメオプションを装着した場合の
リセールバリュー
\3,003,000 55%〜65%
ガリバー自動車流通研究所所長

ガリバー自動車流通研究所
鈴木詳一 所長

 ストリームをベースに開発された新型クロカンの<クロスロード>は、小柄なボディーサイズながらも7人乗りシートを確保しています。ホンダがクロスロードの車名を復活させるのは久々ですが、その車名通り、幾通りもの組み合わせが可能となる3列シートや、街乗り〜オフロードまであらゆるジャンルでの走破性を考えられているクルマということ。
 また、SUV車は市場の数が少ないため中古車市場では安定した人気があり、新車で買っても損をしにくいところがおススメのポイントです。

極の巻:中古車購入には…

サイズ的に「街中での取りまわし」ではクロスロードに譲るものの
中古車なら“SUVの最高峰”にも手が届き、室内のゆとりも満足
■ 男なら本格オフローダーのパジェロで決まり!

三菱 パジェロ ロング エクシードT 2004年式

三菱 パジェロ ロング エクシードT 2004年式
中古車相場:
150万円 〜 250万円
(2007/3現在)

 コンパクトな7人乗りSUVであるクロスロード。しかし、中古車なら本格オフローダーの先代の<パジェロ>が同価格帯で年式の新しい車が購入できます。パジェロといえば、一時期のブームを作った立役者として今でも高い人気を誇るクルマ。「SUVといえば三菱」のイメージも強く、世界一過酷なラリーとして有名なダカールラリーでも毎年優勝するなどその走りはお墨付きです。
 その<パジェロ>は車体サイズが大きくなる分、街中での取り回しは<クロスロード>に劣ります。しかし、それ以上に高速での安定性やオフロードの走破性が高く、室内のゆとりも大きいのです。このメリットはSUVの最高峰に位置するからこそ実現できるワケであって、その要素を備えているのがパジェロなのです。同じ予算で乗るなら一度は最高峰のSUVを体験してみてはいかがでしょうか?

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ホンダ 新型クロスロード
( 20X 4WD )
\2,488,500
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