スポーツワゴンの名に相応しい走りを手に入れた
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BMW 335iツーリングのスタイリングは、ライトやグリルが全体に低くデザインされているのが特徴だ。また、このクルマのベースとなったセダンやクーペも同様のフロントマスクが与えられている。
これによりフロントの重心を低くすることができ、BMWがもともと持っている一体感のあるハンドリングをより強調している。こうしたところも、いざワインディングを攻めた時のスタビリティの高さに貢献しているのだ。またサイドステップなどのエアロパーツも装着され、実際以上にに車高が低く見えるようなデザインも印象的だ。
そして注目しておきたいところはエンジンのパワー。ターボを搭載したことで306psを発生する。また40.8kgmの最大トルクを1300-5000rpmという広い範囲で発生するのには驚かされる。
トランスミッションは電子油圧制御式6速ATであるステップトロニクスを搭載し、パドル操作でのシフトチェンジも可能だ。これはワゴンにも止められる快適性と、スポーツ性を兼ね備えたミッションと言っていいだろう。さらに10・15モード燃費で8.6km/lというのもこれだけのハイパフォーマンスエンジンを搭載していることを考えればうれしいところだ。
タイヤはフロントが225/45R17、リアは255/40R17というワイドなものを装着する。これはターボパワーに見合った、十分なトラクションを得るためのものだ。
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インテリア
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インテリアで気になるのはステアリングまわりで、ステアリングの両脇に顔をのぞかせているパドルシフトはスポーティな雰囲気だ。全体に落ち着いた雰囲気のインテリアだからこそ、こうした細かい部分の演出でスポーティさを強調しているのだろう。シートのホールド感もよく、快適性を重視しながらスポーツ派の心をもつユーザーにもしっかり応えてくれるのがとても印象的だ。
●まとめ
今回試乗したシュチエーションは高速道路からワインディングと335iツーリングにバッチリ当てはまるコースでの試乗になった。
走り始めてまず始めに感じたのが、加速の良さだ。1690kgもの車重を感じさせない軽快な走り出しが印象的。これは広い範囲で発生する40.8kgmのトルクが効いているようだ。
しかも新開発の直6ツインターボエンジンは低回転からのトルクも十分あり、中速域からターボパワーが効き始めるタイプ。背中から押されるような強烈な加速感ではなく、いつの間にかスピードに乗っているというような自然なフィーリングが楽しめるのが魅力だ。
ターボがいつから効き始めるの? という構えた感じはまったくなく、アクセルコントロールに対しても非常にリニアなので、エンジンとの一体感も十分に味わえる。
そしてステアリングの両脇に装備されているパドルシフトを駆使した走りをしてみると、自分の思い通りの走りが楽しめるのだ。まさにMT車のような感覚でシフト操作ができ、とても気持ちのいい走りを実現してくれる。
しかも 全くといっていいぐらいシフトチェンジのタイムラグがないのには驚かされる。こういうタイプのミッションの場合、M3のSMGでもシフトチェンジした時にワンテンポ遅れる印象があるが、今回のこの335iツーリングは緻密な制御により大きな進化が感じられる。ワインディングではこのミッションが大きな武器になり、心地いいシフトアップ、ダウンが楽しめた。
ハンドリングはまさにBMWらしいもの。ドライバーがステアリングを切り込んだまま正確なコーナーリングアプローチが出来るため、思わずコーナーを攻めてしまうような楽しさがある。ワゴンということでボディ剛性が気になるところだが、コーナーをラフに攻めてもクルマが暴れるようなことはない。それよりもスタビリティの高さからくる穏やかなステアリングインフォメーションのおかげで非常にコントロールしやすいのがとても印象的だった。
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代表グレード |
335iツーリング |
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) |
4525×1815×1450mm |
車両重量[kg] |
1690kg |
総排気量[cc] |
2979cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] |
306ps(225kw)/5800rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] |
40.8kg・m(400N・m)/1300-5000rpm |
ミッション |
6速AT |
10・15モード燃焼[km/l] |
8.6km/l |
定員[人] |
5人 |
税込価格[万円] |
688.0万円 |
発売日 |
2006/10/26 |
レポート |
木下みつひろ |
写真 |
森山良雄 |









