ウッドやレザーを多用して高級感をプラスした
今回のマイナーチェンジで最も大きく変わったのはインテリアで、インパネ、ダッシュボード、ドアトリムなどのデザインが新しくなった。国産車の通常のマイナーチェンジではここまでインテリアデザインに手を加えることはないので、かなり力の入ったビッグマイナーともいえる変更である。今回からウッドパネルがリヤドアにまで拡大されたことも質感を高めることにつながっている。
もうひとつの注目点としてレザーラップインテリアにカット&ソーという手法が採用されていることだ。予めカットした本革をダッシュボードなどに張り付けるのではなく、先に本革を張り付けた後で形に合わせてカットして縫製していく手法がそれで、よりフィット感に優れた革張りとなる。
大きなボディを活かした広大な室内空間
キャデラックでは右ハンドル車の方向指示器を右側に付けていたが、今回は左側が方向指示器で右側がワイパーレバーに変わった。一般的な右ハンドルの外国車と同じようになったわけだ。使い勝手の面からいえば右が方向指示器のほうが有利だが、ISOの規格では右ハンドル車も左が方向指示器になっている。日本で販売されている国産車の仕様のほうが例外的なものとされている。今回のSRXの右ハンドル車は、まあ外国車らしくて良いということだろう。
大柄なボディサイズということもあって室内空間はたっぷり確保されているし、ラゲッジスペースを広々としている。4.6リッターエンジンの搭載車には3列7人乗り仕様が設定され、3列目のシートは電動格納式となる。簡単な操作で広くてフラットな荷室を作ることができる。