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【レクサスLS600h試乗記】レクサスLS600hは後ろに乗りたいクルマ、ナンバー1!?

(2007.06.01)
レクサスLS600h

数値に表れる性能では世界のライバルを凌駕、でもフィーリング面は・・・・・・

レクサスLS600h サイド

 日本でもレクサスLS600hの試乗会が始まった。ハンドル握った人に聞くと、まぁ面白いくらい意見は分かれている。「凄く高級感あってよかった!」という人もいるし「期待していたけれど案外普通のクルマだったのでガッカリ」という人も。 

 いや、同じ人の試乗レポートなのに、ドイツ試乗の時はダメ出し。されど日本仕様の記事見たらホメてたり……。ま、レクサスの場合、特に評価のバラ付き目立つ。ISやGSでさえホメちぎった人が多かった。確かにとりあえずホメておけばメーカーからニラまれずに済むからか?

レクサスLS600h エンジンルーム

 改めてLS600hである。日本仕様のハンドルを日本の道で走らせたら印象変わったかといえば、そんなことありません。当然ながら同じでありました。標準ボディにのみ設定されている19インチのアクティブスタビライザー仕様は、やはり未成熟。オーバー1千万円のクルマとして考えると、直進安定性も乗り心地も厳しい。

 というかLS600hは「自分でハンドルを握って楽しいクルマ」じゃありません。もちろん速いし、同じ性能持つライバルより燃費も良い。けれど「楽しいか?」とか「上質か?」と問われたなら「官能評価はベンツに届いてないですね」。

レクサスLS600h 走り
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LS600hは新しもの好き向けの高級車!

 高級車には2つのタイプがある。自分でハンドル握るクルマと、後席に乗るクルマ、だ。ロールスロイスとベントレーを御存知のことだろう。どちらもユーザーのクラブがあるのだけれど、ロールスロイスは伝統的に「オーナーズクラブ」。ベントレーの場合「ドライバーズクラブ」。

 つまり所有することに意味あるのがロールスロイス。趣味の対象として買うのはベントレーということなのである。LS600hに乗ると「こら後席に乗るクルマだな」と思う。したがって従来の自動車評論と全く違う方向から評価しないとならない。

リアシートの快適性については前回紹介した。そこで今回は「オーナーになったら聞かれるだろう質問」のチェックをしてみることにした次第。

レクサスLS600h インテリア
デザイン的にはLS460とほとんど変わりないインテリアだが、使われている素材などはより高級なものとなっている
レクサスLS600hL リアシート
ロングホイールベース仕様のリアシートはご覧の通り。LS600hLの特等席はリアシートに違いない。
レクサスLS600h LEDヘッドライト
明るさはもちろん、長寿命なうえ色度変化も少ないLEDヘッドライトを世界初採用。

 例えば「LS600hを買った」と人に言った際、最初に聞かれるのが「本当に燃費いいんですか?」。

 今回三つの走行パターンを試してみた。まず高速巡航。リアシートに座った時に安心出来る100km巡航燃費は、10〜11km/Lといったイメージ。これ、ベンツS350と同等。LS600hと同じくらいの動力性能を持つアウディA8なら8〜9km/L前後である。

 二つ目が渋滞の多い街中走行。さすがハイブリッドだけに悪化は最小限。普通に走って9〜10km/Lまで伸びます。S350で6〜7km/L。A8だと5〜6km/L。LS600h凄い!

一般道路を普通に運転していれば、二桁の燃費は確実

 渋滞していない一般的な道路事情なら10〜12km/L。S350が8〜10km/L。A8は7〜9km/Lくらい。全ての交通パターンでライバルを圧倒する。さすがであります!

 次なる質問は「EVモードだとどのくらい走れるのですか?」。ほぼ満充電状態で(限られた条件でしか満充電状態にならない)試してみたら、2.2km走った。これだけ走れば、いろんな使い道がある。

レクサスLS600h EMV1
ほぼ満充電の状態からEVモードで走れる距離を測定
レクサスLS600h EVモード1
完全な電気自動車状態でも、30kmから40kmまで出すことが可能。
レクサスLS600h EVモード2
バッテリー容量に余裕があるときなら、モーターだけで2km以上走ることができる。EVモードは深夜の出入庫など、便利に使える場面は意外に多いようだ。

 オーナーになったら、ゲストを乗せた時のネタも豊富。きっと”従来からある普通のラグジュアリーカー”を買うより流行に敏感な人というイメージを作れると思う。

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選択して下さい
代表グレード
LS600hL
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
5150×1875×1475mm
車両重量[kg]
2320kg
総排気量[cc]
4968cc
システム出力
445PS(327kW)
ミッション
電気式CVT
10・15モード燃焼[km/l]
12.km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
1330万円
レポート
国沢 光宏
写真
国沢 光宏/レクサス
達人プロフィール: 国沢光宏
職業:自動車評論家
歯に衣を着せぬ原稿で、なにかと話題の自動車評論家。歯切れの良い文章も分かりやすく、多くのファンをもつ。カートップやベストカーなど、多数の自動車雑誌に寄稿するだけでなくWRCなどのTV解説まで幅広い活動を行なっている。

「レクサス LS」について

「トヨタ セルシオ」について

「USトヨタ レクサスLS」について

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