初のマイナーチェンジでエクステリアをリファイン
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トヨタのミニバンの中では後発モデルであるアイシスも2004年9月に発売されて以来、すでに3年近くになるため、今年5月にはマイナーチェンジを受けて魅力アップを図ってきた。今回の改良は外観デザインの変更や装備の充実化などが中心、走りに関して特に変更を受けていないというが、改めてアイシスに試乗してみると、ミニバン系のモデルの中ではバランスの良いクルマであることが分かる。
また左側のBピラーがドアに内蔵されており、助手席のヒンジ式のドアと、後席のスライドドアを開くと、圧倒的に大きな開口部が生まれる。このパノラマオープンドアはアイシス以外にはない独特の価値だ。
アイシスのもうひとつ特徴は全高を抑えたパッケージングで、これは重心高の低さにつながり、結果として走りのバランスを良くする方向につながっていく。ミニバン系のモデルというと、高めの全高やアイポイントによってコーナーでのロールの大きな不安定な走りになりがちな傾向があるが、アイシスはそんな不安を感じさせない安定した走りが可能なミニバンなのだ。
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インテリア
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今回の試乗でワインディングを走っても、緩やかにロールしながら安定した姿勢でコーナーを抜けていく点に好感が持てた。ミニバン系のモデルでは走りは大きな要素ではないと言われるが、実際には必ずしもそうではないと思う。ミニバンといってもたいていはドライバーが一人で乗っていて、それなりに元気の良い走りをしているクルマが多い。最近の高速道路で速く走っているクルマの多くがアルファードだったりエルグランドだったりするのも見ても分かるだろう。
話がややそれたが、アイシスは一人で乗るときにもそれなりに運転の楽しめるクルマである。2リッターエンジンの直噴エンジンの搭載車は動力性能的にも余裕があって楽しい走りが可能だ。
今回のマイナーチェンジではスーパーCVT-iにハンドルから手を離さずに操作ができるパドルシフト機構が加わったが、これについては必ずしも良いとはいえなかった。パドル操作に入る前にシフトレバーを操作してマニュアルモードにする必要があり、急ぐときにはレバーを前後に動かして変速操作をすることになるからだ。
またパドルがステアリングと一緒に回転するのもどんなものか。ステアリングを切った状態で操作しようとすると、本来の0度の位置にパドルがなく操作しようとした手が空振りすることになるので、パドルは固定されていたほうが良いように思う。
もうひとつ、2リッターエンジンの搭載車は直噴エンジンでCVTと組み合わせた上に16インチタイヤを履いていたため、全体に走行音が大きめだった。トヨタ車といえば、静かで滑らかな走りに定評があるので、アイシスにももうひと頑張りしてほしいところだ。
1.8リッターエンジンと4速ATの仕様にも試乗したが、こちらは動力性能では2リッター車に及ばないものの、走りに不満を感じるほどではない。価格や装備も含めたバランスの良さから、むしろリーズナブルなモデルとなるのが1.8リッター車だ。アイシスでは2リッター車が良く売れているというが、1.8リッター車で十分だと思う。
代表グレード |
G(FF) |
|---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) |
4635×1695×1640mm |
車両重量[kg] |
1460kg |
総排気量[cc] |
1998cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] |
155ps(114kw)/6000rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] |
19.6kg・m(192N・m)/4000rpm |
ミッション |
CVT |
10・15モード燃焼[km/l] |
14.4km/l |
定員[人] |
7人 |
税込価格[万円] |
235.2万円 |
発売日 |
2007/5/14 |
レポート |
松下 宏 |
写真 |
高木博史 |









