V8エンジンの排気量がアップした
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昨年レクサス店のフラッグシップモデルであるLSがデビューした後、その陰に隠れるようになってしまったのがGS。今年の販売状況を見ても、1〜10月の累計でLSが1万7000台を超える売れ行きを示しているのに対し、GSは各モデルを合わせて4000台に届かないレベルにとどまっている。このような状況に対応して、2007年10月にGSのマイナーチェンジを行い、GS430に代えてGS460を設定したほか、GS350にVDIMを装備するなどの改良を行った。
GS460はLS460用のエンジンと8速ATを搭載したもの。これだけを見るとGSがLSと同じになったような印象で、それぞれの特徴が薄れてしまうのではないかと思ったが、実際に試乗してみると必ずしもそうではなく、GSにはGSの、またLSにはLSの存在意義があることが確認できた。
GS460用のエンジンは1UR-FSE型で型式こそLS460用と同じだが、パワー&トルクの数字はやや抑えられて347ps/46.9kg-mとなる。これはLSとの違いを意識したというより、吸排気系の取り回しなどによって結果的にこのようになったとのことだ。
実際に走らせた印象は、まずは静かなクルマであるということ。レクサス車の大きな特徴のひとつに静粛性の高さがあるが、今回のGS460ではそれが一段と際立つものになった。もちろん滑らかな走りのフィールもレクサスの特徴であり、GS460はそれもしっかり備えている。何速のギアを使って走っているのか分からなくなるほどにするすると走る電子制御8速ATの良さが端的に表れる部分だ。
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LSよりも軽快な走りでGSらしさを表現する
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動力性能の数値はLSに劣るものの、加速フィールなどはほとんど差がない感じだった。これは2t近い重量となるLS460に対し、GS460はざっと200kgくらい軽くなることが影響している。LSが重量級のボディを押し出すような重厚感のある走りを実現するのに対し、GSは軽快感さえ感じさせるような走りを実現している。走りのフィールの違いは明確に感じ取れるものだ。
GS460の乗り心地はかなりしっかりした印象で、やや硬めの乗り味を実現している。標準の18インチタイヤを履いた仕様でもやや硬めの印象だったので、これがランフラットタイヤを履いた仕様だとどうなるかと思ったが、意外なくらいに乗り心地は悪くなかった。標準タイヤとの乗り味の差がかなり接近してきたともいえるのがGSの新しいランフラットタイヤだった。
ランフラットタイヤの装着車には、チューニングが新しくなったアクティスタビライザーが装着されており、これも上々のフィールを感じさせた。ロールを抑えた安定感のある走りは好感の持てるものだった。
GSのV型8気筒エンジンが4.3Lから4.6Lに排気量アップされると同時に8速ATが採用されたことで、GSの走りは余裕のパワーと上質な走りを手に入れたといえる。LSのラグジュアリーな走りとは異なるGSのスポーティな走りには、また違った味がある。ボディサイズも価格帯も異なるクルマとなるだけに、LSとは別の価値を持つのがGS460といえる。
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代表グレード |
GS460 |
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) |
4850×1820×1425mm |
車両重量[kg] |
1740kg |
総排気量[cc] |
4608cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] |
347ps(255kw)/6400rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] |
46.9kg・m(460N・m)/4100rpm |
ミッション |
8速AT |
10・15モード燃焼[km/l] |
9.3km/l |
定員[人] |
5人 |
税込価格[万円] |
661.0万円 |
発売日 |
2007/10/18 |
レポート |
松下宏 |
写真 |
高木博史 |












