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新車試乗レポート

【ホンダ ステップワゴン 試乗記】スポーティなスパーダが新登場! さらに魅力を増したホンダ ステップワゴン

(2007.12.14)
ホンダ ステップワゴン エクステリア

達人「松下 宏」が斬る!

評価

松下 宏

職業:自動車評論家
中古車の業界誌から自動車誌の編集者を経て、自動車評論家に。誰でも買える価格帯であり、小さくて軽く、そして燃費がよいということを信念として評論。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。そのため、大本命といわれている車種さえ外して...

スポーティなスパーダの追加で魅力がアップ!

ホンダ ステップワゴン エンブレム

 日本で売れているのは軽自動車やコンパクトカーと1BOX系の小型ミニバンといった図式がずっと続いている。かつて初代モデルで小型ミニバンの市場を席巻したステップワゴンも、2代目モデルでは片側スライドドアだったことが災いしてノア/ヴォクシー連合軍に売り負ける形になり、2005年5月からの現行モデルもセレナに売り負けているような状況である。そんな状況を受け、ステップワゴンをマイナーチェンジして大幅なテコ入れを図ってきた。
 今回の改良のポイントはスポーティな外観を持つスパーダを設定し、2.4Lエンジンの搭載車はスパーダだけに絞るなど、スパーダを中心にしたラインナップに変更してきた。スパーダでは足回りにも専用のチューニングが施されているほか、スパーダ以外のモデルも含めて2列目に独立型のキャプテンシートを採用した7人乗りを追加設定している。
 スパーダの外観はいかにもスポーティな印象。そもそもステップワゴンは独自の低床プラットホームをベースにした低全高のパッケージングが特徴で、ミニバンの中ではスポーティなイメージの強いモデルだったが、そのスポーティさが際立つ感じだ。標準車が15インチタイヤを履くのに対し、スパーダは全車に16インチタイヤ&専用アルミホイールが装着されており、サイドビューを引き締めている。

ホンダ ステップワゴン フロント
バンパーなどのデザインが変更され、よりスタイリッシュなイメージを与えられた。
ホンダ ステップワゴン リヤ
テールランプのデザインが変更になり、リヤビューはすっきりとした印象になった。
ホンダ ステップワゴン フロントマスク
スパーダは専用のグリルなどを装備し、スポーティなイメージが与えられている。
ホンダ ステップワゴン リヤコンビランプ
スパーダのリヤコンビランプ(写真)は、標準車よりもスタイリッシュなデザインだ。
ホンダ ステップワゴン 2.4リッターエンジン
2.4Lエンジン(写真)は、スパーダのみに搭載される。CVT(FF車)とのマッチングもいい。
ホンダ ステップワゴン 16インチホイール
スパーダにはスポーティな16インチホイールが標準装備。ノーマル系は15インチ仕様となる。
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スパーダ専用の足まわりはミニバンらしからぬ走りを実現!

ホンダ ステップワゴン エンブレム

 搭載エンジンやトランスミッションなどの基本メカニズムは変更を受けていないが、スパーダでは足回りが専用のものになり、一段と引き締まった走りのフィールを実現している。ステップワゴンは従来から、低床・低全高パッケージによってミニバンの中では際立って安定感の高い走りを実現していたが、今回のスパーダではその特徴がさらに引き立てられている。
 ミニバンというと、重心高の高さから安定感に欠ける走りになりがちだが、不快なふらつきなどを感じさせることなく、普通のセダンと変わらない感覚の走りを実現している。このあたりはミニバンであってもドライバーズカーでもあるステップワゴンならではの特徴といえる。
 搭載エンジンの実力は、カタログを見る限りでは2.0Lと2.4Lでそう大きな違いはない。でも2.4Lのほうがより低回転で高いトルクを発生するので、扱いやすいエンジンであるのは確か。重量の重いミニバンにはこうしたエンジンが似合っている。また2.4Lエンジンを搭載したFF車には無段変速のCVTが組み合わされているので、より滑らかな走りが可能である。
 今回は標準系のG L HDDナビパッケージにも試乗したが、2.0Lエンジンの搭載車も動力性能に不満があるわけではない。トランスミッションが4速ATになるなど、走りのフィールには違いがあるが、実用的にはこれで十分という印象だ。
 日本のミニバンは全部が2〜3列目の中央席に3点式シートベルトやヘッドレストが装備されていない。このステップワゴンも例に漏れないが、シートを畳んだり、回転させたりするより先に、人間をきちんと座らせることのできるシートを用意すべきだ。
 試乗した24SZiには、追突軽減ブレーキや横滑り防止装置なども標準で装備されていたが、横滑り防止装置を全車に標準装備化することなど、安全のためにやるべきことはまだまだたくさんある。

ホンダ ステップワゴン インテリア
インテリアのデザインに大きな変更はない。個性的なメーターは視認性抜群だ。
ホンダ ステップワゴン ラゲッジ
ラゲッジスペースはフロアも低めで、大きなものの積み下ろしもしやすく使い勝手はいい。
ホンダ ステップワゴン ラゲッジ
ライバルのノア/ヴォクシーやセレナに比べて、サードシートの収納に力が必要だ。
ホンダ ステップワゴン フロントシート
フロントシートは、体をしっかりと包み込んでくれる形状。アームレストも装備し、快適なドライブが楽しめる。
ホンダ ステップワゴン セカンドシート
セカンドシートは独立したキャプテンシート仕様もラインアップする。足元のスペースも十分確保されている。
ホンダ ステップワゴン サードシート
サードシートもまずまずのスペースを確保している。ただし視界の広さがあまり感じられないのが残念だ。
代表グレード
スパーダSZi
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4660×1695×1770mm
車両重量[kg]
1560kg
総排気量[cc]
1998cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
155ps(114kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
19.2kg・m(188N・m)/4500rpm
ミッション
4速AT
10・15モード燃焼[km/l]
12.2km/l
定員[人]
8人
税込価格[万円]
298.2万円
発売日
2007/11/1
レポート
松下宏
写真
和田清志
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「ホンダ ステップワゴン」について

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