レクサス GSの魅力のひとつは幅広いグレード体系
ご存じの通り、従来からあったアリストの後継車として位置づけられる、レクサスのGS。もともとアリスト時代からして、トヨタ車のなかでも単なるサルーンではなく、アグレッシブかつスポーティなイメージをプラスしているのが特徴だ。それはレクサスになり、GSになってからも同じなのだが、よくよく見渡してみると、意外なほどグレードが充実していることに気づく。予算や好みに限定されなければ、正直、どれにしたらいいのか迷ってしまうほど。しかも最近ではLS460譲りの心臓部を持つ、GS460が追加されてますます目移りしてしまう。
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まずはパワーユニット別に考えてみる
レクサスのGSに搭載されているパワーユニットは3タイプで、グレードもGS350/GS460/GS450hとなる。まず当初からある3.5リッターと、先頃加わった4.6リッター。これらはもちろんガソリンだ。そしてFRとしては世界初と話題になったハイブリッドが加わる。この3タイプの中からどれにするか? パンチがあって、スポーツカー並のポテンシャルを楽しみたいなら、ハイブリッドがオススメ。実用燃費はそれほどよくないものの、そもそも燃費よりも動力性能の向上に重きを置いたシステムだけに、走り好きのオーナーも満足できるだろう。ヤンチャで売ったアリストすら漂ってくるほどだ。
一方のガソリンエンジンは、トヨタというかレクサスらしいシルキーな味わいで、極上の滑らかなフィーリングが楽しめる。正直なところ3.5リッターでも不満はなく、4.6リッターとの差は実用上はあまりなし。ここぞというときに余裕を持って加速したいとか、もっと楽に巡航したいという人はGS460を選べばいいと思う。もちろん見栄で選ぶのもこっち……。
ただしハイブリッドも含めて、GS460となると、上級のLSと価格面でも被ってくるから、要注意ではある。レクサスの真髄を味わうなら、アッサリとLSを選んだほうがいいだろう。
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装備面での違いは? そこがレクサスの注意点
あとは、装備内容で選べばいいのだが、ここにもまた注意点が。ここ何年かのトヨタの高級グレードについては言える傾向なのだが、グレード間の差が少ないというか、最下級グレードでもそこそこというか、満足のできる装備が付いているのだ。この傾向はレクサスだと強まるのだが、よくよく考えてみれば、当然のこと。安くても(とはいえ高いけど)、レクサスはレクサスなのだ。安全装備は立派なものでプリクラッシュセーフティシステムの方法に差があるものの、最新のものが標準ですべて用意されているといっていい。
では、装備面で注目すべきはどこかというと、GSには標準グレード/バージョンI/バージョンLの3つのグレードが用意されており、GS350にはバージョンLはない。一見すると、バージョンIとバージョンLの違いが気になるが、じつはその差は一部装備の違いのみで、どちらもレザーシートや本木目のパネルとなる。価格は70万円ほどの開きがあるが、前述のプリクラッシュセーフティシステムやセキュリティのグレードの違い分と考えていい。IとL、細かい部分でのこだわりによって決めればよし。
それよりも、標準グレードはファブリックシートだったりするので、大局的には標準車かパッケージ車かで決めればいいだろう。さすがにレザーのほうがキャラクターに合っているので、バージョンIがベストだと思う。
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代表グレード |
GS460 |
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) |
4850×1820×1425mm |
車両重量[kg] |
1740kg |
総排気量[cc] |
4608cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] |
347ps(255kw)/6400rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] |
46.9kg・m(460N・m)/4100rpm |
ミッション |
8速AT |
10・15モード燃焼[km/l] |
9.3km/l |
定員[人] |
5人 |
税込価格[万円] |
661.0万円 |
発売日 |
2007/10/18 |
レポート |
近藤暁史 |
写真 |
高木博史 |
取材協力 |
トヨタ自動車 |
