そんなに違うのか、S-GTとSTIの実力
STIが追加登場して、経済性に優れる1.5リッターのNAから、強烈な2リッターターボまで鉄壁の布陣が完成したスバルのインプレッサ。今回は最終兵器であるWRX STIの賢い買い方について検証していきたいのだが、そもそもインプレッサには2つもターボが用意されている。走り好きとしては、このご時世、大歓迎。じつに贅沢ではある。
ただし、そんなに違うのかという声もよく聞かれる。じっくりと乗り比べたことがなければなおさらだろう。まずはスペックから見てみると、250馬力と308馬力とまったく違うが、250馬力という数字だけ見ればこれはこれで立派。ちょっと前ならハイパワースポーツ並のスペックといっていい。ただし、数字に表れない面でのフィーリングはまったく違って、250馬力とはいえ、S-GTは尖ったところもなく、全域で扱いやすい味付け。一方のWRX STIも全域でパワーが自然に出て扱いやすくなっているものの、モリモリと力が出る感じはやはりハイスペックターボだ。そもそも見た目の精悍さが違うし。S-GTは実用重視のユーザーのなかで、さらなる余裕を求める人にオススメであり、STIは他のグレード眼中なしの一点買いと、まったく被ることはないだろう。
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目指すはWRX STIのみなのか!?
となると、もう本丸であるWRX STIのみを買えばいいと思うが、結構な価格はする。308馬力ものハイパワースポーツが365.4万円というのは高いといえば高い。という人にオススメがじつはある。それがホイールを18インチから17インチにダウン。さらにシート素材を簡略化したタイプも用意されているのだ。これなら348万円と、350万円を切る。街乗りメインだったり、ホイールを換えてしまうこと前提だったら、こちらでも十分だろう。たしかに富士スピードウエイで行なわれた試乗会では、速度域が高かったこともあって、18インチのほうがスタビリティが高かったのは事実とはいえ、気になる差でもない。それにシートの素材も本革/アルカンターラがファブリックになるだけだし、そもそもファブリックのほうがSTIの雰囲気に合っている。レザーっていうキャラではないだろう。だから簡素版といっても、先代のスペックCのような「なにも付いてません」ではないのでご安心を。
というか、最後に言っておくと、WRX STIとはいえ、SIドライブが付いているようにかなり大人な走り&雰囲気。骨太なのがインプレッサだ! と思う人は先代の程度のいいのを探したほうが楽しめるだろう。意外と、WRX STI、ライバルは先代にありだ。
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代表グレード |
WRX STI |
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) |
4415×1795×1475mm |
車両重量[kg] |
1480kg |
総排気量[cc] |
1994cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] |
308ps(227kw)/6400rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] |
43.0kg-m(422N・m)/4400rpm |
ミッション |
6速MT |
10・15モード燃焼[km/l] |
10.4km/l |
定員[人] |
5人 |
税込価格[万円] |
365.4万円 |
発売日 |
2007/10/24 |
レポート |
近藤暁史 |
写真 |
高木博史 |
取材協力 |
富士重工業 |

