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SEMAショーに見る北米日本車事情Vol.1 「ドリフトブームが牽引する日本車チューニング」

(2007.12.24)

復活!究極の趣味系執筆家"ポルノ鈴木"が帰ってきた!

復活! 
というわけで長きに渡って放置されていたこのコラムが再起動。和洋折衷筆者のアンテナにビンビンと反応したネタを次々投下していくので何卒、何卒。
毎年アメリカ・ラスベガスで開催されている世界最大の自動車アフターマーケットパーツ見本市、SEMAショー(写真は2007年の模様)

トレンドは日本直輸入"ドリフト"から!

 毎年アメリカ・ラスベガスで開催されている世界最大の自動車アフターマーケットパーツ見本市、SEMAショー。スポーツコンパクトブーム以降、このショーで日本車を見かけることは珍しくなくなったが、近年のトレンドは"カスタム"寄りだったスポーツコンパクトから脱し、正しく"チューニング"を追求したマシンが急増している。こうした流れを牽引している一つの大きな要素がドリフトだ。

 D1グランプリの北米興行をきっかけとするアメリカでのドリフトブームは、スポコンブームが収束しかけていた絶妙のタイミングで"新しいもの"として登場。以前のカスタム寄りなスポコンブーム時代も、アメリカのオーナー達はそのスタイルの規範を日本に求める傾向があったが、ドリフトは完全に日本発のモータースポーツであるため、より多くの人間が日本のチューニングカーに対して正しく目を向け始めたのだ。

 現在アメリカでは『フォーミュラD』や『NOPIドリフト』といった北米ローカルのドリフトイベントを始め、年に数回は日本からドライバーやマシンを持ち込んだD1グランプリUSAも開催。しかしそこはアメリカのイベントで、日本車以外のドリ車も数多く参戦しているのだが、やはり上位に食い込むマシンは大半が日本車をベースとしたマシンだ。

タナー・ファウスト選手が駆った、今年のフォーミュラDチャンピオンマシン
タナー・ファウスト選手が駆った、今年のフォーミュラDチャンピオンマシン。VQベースのツインターボ仕様で500馬力を発生する。
クリス・フォルスバーグ選手が操る"Z"コンバーチブル
クリス・フォルスバーグ選手が操るコンバーチブルは、タイタン(※日産の北米向け大型ピックアップトラック)に搭載されるVK56DEにスワップ! しかも年間成績2位の実力!
スーパーチャージャーキットを装備したドリフトマシンの350Z コンバーチブル
GTカーばりのワイドボディながら、その実コンバーがベースのドリフトマシンという変わり種。スーパーチャージャーキットを装備。
あのハルク・ホーガンの息子、ニック・ホーガンが来年のNOPIドリフトシリーズで乗るNEWマシン"350Z"
あのハルク・ホーガンの息子、ニック・ホーガンが来年のNOPIドリフトシリーズで乗るNEWマシン。カーボンパーツを多用している。
S15シルビアをベースにした、ハンコックチームのフォーミュラDマシン
アメリカには輸出されていないS15シルビアをベースにした、ハンコックチームのフォーミュラDマシン。勿論右ハンドルのまま。
S2000も日本ではドリフトに向かない車種と言われているが、フォーミュラDにはしっかり参戦中!
S2000も日本ではドリフトに向かない車種と言われているが、フォーミュラDにはしっかり参戦中。S2000はアメリカで進化する?

人気の"ドリ車"トレンドは日本とは大違い!?

 S13、S14シルビアは"240SX"の名で北米輸出がされていたので、もちろんアメリカでも人気のドリ車ベースになっており、輸出されていないS15シルビアも憧れの存在として人気の存在だ。
 しかしこれが現行車種を軸に考えると、アメリカでは日本ではドリフトに不向きとされているZ33が大人気。現に'07年のフォーミュラDチャンピオンは350Zが取っているのだ。
 しかも来シーズンからはZ33コンバーチブルをベースにしたドリフトマシンが複数デビュー予定という、日本では考えられない不思議な展開が起きている。そして今年のSEMAショーには、こうしたアメリカ独自の日本車チューニング世界が、今後ますます勢いを増していくのは確実といえる感触が確かにあったのだ。

毎年アメリカ・ラスベガスで開催されている世界最大の自動車アフターマーケットパーツ見本市、SEMAショー(写真は2007年の模様)

( レポートは、Vol.2に続く!乞うご期待っ! )

written by ポルノ鈴木

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