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新車試乗レポート

【フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン 試乗記】フォルクスワーゲン パサートに新グレードが追加! TSIエンジンはトルクフルな走りに低燃費をプラス!!

(2008.02.05)
フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン 走り

達人「松下 宏」が斬る!

フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン 評価

松下 宏

職業:自動車評論家
中古車の業界誌から自動車誌の編集者を経て、自動車評論家に。誰でも買える価格帯であり、小さくて軽く、そして燃費がよいということを信念として評論。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。そのため、大本命といわれている車種さえ外して...

フォルクスワーゲンの新世代ユニットTSIエンジンを新たに搭載!

フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン 走り

 VWは最近、ゴルフ系のモデルを中心にTSIと呼ぶエンジンシリーズを搭載してきた。当初は1.4Lの直噴DOHCエンジンにスーパーチャージャー+ターボチャージャーのツインチャージ仕様のエンジンをTSIと呼び、同じ仕様で異なるチューニングによって140ps(103kW版)と170ps(125kW)版の2機種が用意されていた。パワーと燃費の両立がTSIエンジンの魅力だ。
 その後、従来からあった2.0Lの直噴DOHC+インタークーラー付きターボ仕様のエンジン(従来はT-FSIと呼んだ)もTSIと呼ぶようになって現在に至っている。
 そのVWのTSIエンジンシリーズに新しい仲間が加わった。パサートのTSIコンフォートラインに搭載されたエンジンがそれで、今回は1.8Lの直噴DOHCエンジンにインタークーラー付きターボを装着した仕様としている。また今回の1.8LのTSIは、ティプトロニックタイプの電子制御6速ATと組み合わされているのも相違点。ゴルフ系の1.4Lや2.0LのTSIでは6速DSGと組み合わされていたからだ。

フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン フロント
ひと目でフォルクスワーゲン ファミリーの一員であるとわかるエクステリア。大型のグリルは独特の存在感を主張している。
フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン リヤ
フロントからリヤへ流れるようなラインが美しい。ワゴンボディのヴァリアントだけでなくセダンもラインアップする。
フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン 16インチホイール
TSIコンフォートラインは快適な乗り心地を考慮し、16インチタイヤを装着する。その他のグレードは17インチ仕様となる。
フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン フロントマスク
逆台形の大きなフロントグリルはメッキ処理が施され、高級感が漂う。ヘッドランプの形状も非常に個性的だ。
フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン リヤコンビランプ
リヤコンビランプは視認性のよいLEDタイプを採用する。キラキラとしたレンズや立体的な造形により、上質感を感じさせてくれる。
フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン 1.8リッターTSIエンジン
1.8リッターのTSIエンジンは決してスポーティではないが、トルクフルで扱いやすい特性をもつ。回転も滑らかで、独特の加速感が味わえる。

しっかり感のある走りと広々した室内空間を両立!

フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン ラゲッジ

 今回の1.8LのTSIは、160ps(118kW)/25.5kg-m(250N・m)のパワー&トルクを発生する。パワーの数字を見ると2.2Lの自然吸気エンジンと同じくらいの実力というイメージだが、トルクの数字は2.5Lエンジン並みの実力で、TSIエンジンらしい性能を備えている。
 試乗した印象も低速域でのトルク感が際立つものだった。試乗したのがセダンではなくヴァリアントのほうだったので、車両重量はちょっと重くて1500kgを超えるレベルになるが、低速域での力強さが重さを感じさせない走りにつながっている。
 アクセルを踏み込んでいけば、アクセルワークに応じてスムーズに吹き上がるとともに十分にパワフルな走りを見せるものの、このパサートTSIに似合うのはトルクを生かした滑らかな走り。低速域での余裕の大きさは実用燃費の良さにもつながると思う。
 しっかりした乗り味を感じさせるドイツ車らしい足回りは相変わらずといった感じ。乗り心地をスポイルすることなく、安定感の高い足回りを実現しているのは好感が持てるポイント。日本車ではなかなか味わえない乗り味である。
 このほか、やや大きめのボディが広々とした室内空間につながっているのもパサートの持つ本来の特徴。日本向けにはやや大きすぎるボディながら、後席のゆったりした広さや大容量のトランク(ラゲッジ)ルームなど、実用性能の高いセダン(ワゴン)である。

フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン インテリア
シンプルで実用性を重視したインテリア。ボディサイズが大きいこともあり、とても広々としている。視界もいいのでとても運転しやすい。
フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン フロントシート
アームレストを装備し、ゆったりとした快適なドライブが楽しめる。見た目以上にサポート性は高く、長時間の運転でも疲れにくいのはさすが。
フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン リヤシート
ホイールベースが長めということもあり、リヤの居住性は抜群だ。ヘッドクリアランスや前後の余裕も十分確保されている。
フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン メーター
中央のインフォメーションディスプレイは画面も大きく、各種情報もわかりやすく表示される。パネルの質感も高く、高級感を演出する。
フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン シフト
ミッションはフォルクスワーゲンお得意のDSGではなく、通常の6速ATとなる。マニュアルモードも搭載するのでスポーティな走りが味わえる。
フォルクスワーゲン パサート TSIコンフォートライン ラゲッジ
ラゲッジスペースは驚くほどのスペースを確保している。セダンでも下手なワゴン顔負けの積載量を誇るパッケージングの良さはさすがだ。
代表グレード
ヴァリアント TSIコンフォートライン
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4785×1820×1530mm
車両重量[kg]
1520kg
総排気量[cc]
1798cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
160ps(118kw)/5000〜6200rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
25.5kg・m(250N・m)/1500〜4200rpm
ミッション
6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
10.8km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
345.0万円
レポート
松下宏
写真
佐藤靖彦

「フォルクスワーゲン パサート」について

「フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント」について

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