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【JAIA輸入車試乗会08レポートPart.1】達人お気に入りの輸入車をサクッとインプレ!リアルオープンスポーツ編

(2008.02.19)
JAIA輸入車試乗会08会場

 ちょっと、『ジャイア試乗会っていったい何よ?』という方のために、カンタンに概要を解説します。
 ジャイア試乗会とは、『日本自動車輸入組合』が主催するメディア関係者向けの試乗会。毎年2月の第一週目を使い3日間開催されます。会場は、その昔「芸能人水泳大会(古ッ!)」が行われた神奈川県の大磯プリンスホテル。ここに最新輸入車約130台ほどが一同に会し、事前に試乗予約をしたクルマで最大90分、取材媒体が多い場合は45分、更に申し込みが殺到した場合は、抽選で試乗が決定されます。また、当日、取材媒体のスケジュールがボードに張られ、空きのあるクルマにはその場で試乗申請を出す事が出来ます。
 この試乗会の利点は、各輸入車メーカーが一同に広報車両を用意していることから、カテゴリー別やライバル比較試乗などの企画を一度に取材可能という事です。また、広大な大磯プリンスホテルの駐車場を利用した撮影、湘南の海を横目に西湘バイパス、さらにはトーヨータイヤターンパイクまで足を伸ばす事も可能です。
 
 手前味噌で恐縮ですが、私はこの会場からクルマで15分のところに住居を構えていますので、ジャイア試乗会は今年で12回連続参加。結構常連です。そんな事もあってか、年に一回このジャイア試乗会のみ原稿発注をしてくる媒体もあったりして・・・。一部の編集者からは“ジャイア・ライター”などと呼ばれています。今年も、“近所”ということで取材三昧で幕を閉じました。
 あっ、そうそう、このジャイア試乗会、メディア関係者の間では“新年会”みたいだと言われております。なるほど、参加者の休憩に開放される式典会場では、色々な方があちらこちらで、挨拶合戦。私もそうでした。会いたい方、そうでない方・・・。ま、そんな話はさておき、試乗開始です。

【ランボルギーニ・ガヤルドスパイダー】

ランボルギーニ・ガヤルドスパイダー
ランボルギーニ・ガヤルドスパイダー
ランボルギーニ・ガヤルドスパイダー

 まずはというか、いきなり¥24,176250(オプション装備の取材車は¥25,924500)のランボルギーニ・「ガヤルドスパイダー」です。
 筆者は、取材日前日36歳に。そう、スーパーカーブームの最終世代なので、『ランボルギーニ』という響きにビビッと反応しない訳はありません。何しろ、幼少期には同社「カウンタック」のミニカーを枕元に置いて眠り、週末ともなれば、横浜のデパートでよく開催された“あのスーパーカーがやってくる!”といった客寄せイベントに出向き、父親の肩車から目を輝かせて見つめていたものです。
 あれから、30年以上の時が流れても「ランボルギーニ」はスーパーカーであり続けている事にまずは敬礼。そして、真っ白な「ガヤルドスパイダー」と対面。
 「ガヤルドスパイダー」は一般にベビーランボなどと呼ばれ、1980年代に生産されていた「ジャルパ」などの流れを組んでいます。しかし、ボクにはこのクルマ、全然ベビーには見えません。1900mmという全幅と、1184mmという全高は、まさにワイド&ロー。エンジンもV10,5リッターDOHCときたもんです。

 ランボルギーニに乗るのは某R誌で乗った「ムルシエラゴ」以来。ドアは?伝統の跳ね上げタイプのスイングアップではなく、“普通”のものです。これも親会社の指示なのでしょうか?(1999年にアウディの傘下となる。)痕跡は、他にも見つける事が出来ます。キーの形状、メーターパネル、マルチファンクションディスプレイなど・・・。
 しかし、極めて着座位置の低いシートに腰を下ろせばそんな事は一瞬に吹き飛びます。パドルシフトタイプの「e-ギア」がローに入った事をディスプレイで確認し、重めのアクセルにゆっくり触れれば、意外にも滑らかに動き出します。ポンポンとシフトアップすれば、意外なほどフラットなトルクのおかげで街乗りも快適です。しかし、湘南・大磯の一般道ではオープンのスーパーカーでは、目立ちすぎ。しかも筆者とクルマのバランスがあまりに悪い。これは、遭遇した人々に「ガヤルドスパイダー」のイメージを悪くしかねないと判断し、一区間だけ高速道路へ・・・。
 5速、1500回転でも走れてしまう柔軟さをもっていますが、1速、8200回転まで回すと、この時点で国内法定速度に到達。オープンで聴くエキゾーストノートは私の文才では表現しがたいものがありますが、「バリバリ・・・」が一番近い。特に電光石火でシフトを行う「e-ギア」をシフトダウンした際には、まるで後方に雷でも落ちたかのような、スリリングがサウンドがかなり過激です。

 短い試乗でV10、520psを本気で走らせる事など不可能ですが、ランボルギーニの過激さを継承しつつも、親会社の技術で快適性も備わったスーパーカーといえます。
 

【ポルシェ・911カレラSカブリオレ】

ポルシェ・911カレラSカブリオレ
ポルシェ・911カレラSカブリオレ
ポルシェ・911カレラSカブリオレ

 リアルスポーツカーでオープンとなれば選択するクルマは限られてきます。次に試乗したのは、お馴染みポルシェ「911カレラSカブリオレ」。試乗時間の都合で撮影が中心となった為、試乗は高速道路の無料区間の往復を数回行った程度ですが、やはりポルシェはいつ乗ってもイイ。
 一般的にポルシェを選択し、さらに存在感のあるカブリオレともなりますと、左ハンドルを・・・というのが常ですが、取材車は右ハンドル、ティプトロニック仕様。“見栄”より国内での利便性を考慮した贅沢仕様といえます。意外ですが、ポルシェは右ハンドルも得意としています。以前筆者が滞在していた英国でも、911シリーズは人気が高く、好調な売り上げを誇っていますが、そのほとんどが右ハンドル仕様。古くから英国向けに右ハンドルを生産していました。(英国は日本と通行帯が同じです。)
 
 6代目にあたるタイプ997型の右ハンドル試乗は初めてでしたが、まずブレーキ。左ハンドルモデルと比較しても、右足に伝わる剛性感のあるフィーリング、制動力・・・どれを取ってもハンドルの位置を問わず、世界一級と評させるものであるといえます。
 エンジンは水冷化されて2代目。カレラの3.6Lに対しSでは3.8Lを搭載しています。トルクコンバーター式の「ティプトロニックS」は様々な運転状況を監視し非常に優秀。今回は、贅沢にも終始法定速度を割るような速度で流してみましたが、このような状況ではいつ変速を行ったかわからないほど滑らか。背後で歌うフラットシックスを聴きながら、至福のオープンエアドライブでした。

 今回は、伝統のフラットシックスの雄叫びを聴くことが出来ませんでしたが、ゆったり流してみて逆にポルシェの素晴らしさが発見できた気がしました。
“飛ばさない”スポーツカーインプレなんかも面白いかもしれませんね。

written by 外川 信太郎

「ポルシェ 911」について

「ランボルギーニ ガヤルド」について

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