達人「松下 宏」が斬る!
職業:自動車評論家
中古車の業界誌から自動車誌の編集者を経て、自動車評論家に。誰でも買える価格帯であり、小さくて軽く、そして燃費がよいということを信念として評論。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。そのため、大本命といわれている車種さえ外して...
装備の充実で使い勝手が大幅にアップした
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デビューから5年以上を経過したエルグランドが昨年、2回目の改良を受けた。今回は内外装の変更は小幅なもので、世界初のアラウンドビューモニターの採用など、装備の充実化に力が入れられた。ブラックレザーエディションなどもその一例だ。
最初に試乗したのは250ハイウェイスターのブラックレザーエディション。黒の本革シートを採用した室内は標準車とは大きくイメージが変わる。これがベース車に対して10万5000円高で手に入るのだから、ブラックレザーを選ぶユーザーはけっこう多くなるのではないか。以前はあまり好まれなかった本革シートも最近は選択する人が増えている。ここまで価格が下がればますます増えるのは間違いないだろう。
エルグランドの2.5LエンジンはV型6気筒を搭載するのが特徴。吹き上がりのスムーズさやパワーフィールなど、ライバル車の2.4Lエンジンに比べて優位にあると思う。大きなボディを持つエルグランドの重量は2tを超えるが、その重さを感じることなく走らせることができる。これが売れ筋グレードになるのは当然だ。
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スポーティな走りを実現したライダー ハイパフォーマンススペックが追加された
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今回の改良では、オーテックジャパン製のライダーにハイパフォーマンススペックが設定された。これにはエンジンのポート研磨やコンピューターチューンが施されたほか、専用のタイヤやYAMAHAのパフォーマンスダンパー、タワーバーなど、シャシー系に大きく手が加えられている。
3.5Lエンジンを搭載したハイパフォーマンススペックに試乗したが、これはもう全然別物といった感じ。エンジンは気持ち良く吹き上がってパワーが伸びていくので、重量級のボディも全く関係ないといった感じ。
それ以上に注目されるのは足回りの良さだ。ライダーではそもそも標準車とは異なるタイヤを採用しているので、それだけでも走りのフィールに違いがあったが、今回のハイパフォーマンススペックでは、シャシーのいろいろな部分がチューンアップされていて、シャキッとし走りを示してくれる。
標準車の足回りは乗り心地を重視するために柔らかめのチューニングが施されているため、どうしてもピッチングふやロールが大きくなりがち。それがグンと引き締まった走りになるので、とても気持ち良く走らせることができる。
2tからのボディがあまり元気良く走ったのでは良くないが、ミニバンだからといってふわふわした感じの足回りにするのも良いとはいえない。その意味で、今回のハイパフォーマンススペックはひとつの提案だと思う。
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代表グレード |
250ハイウェイスター |
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) |
4835×1815×1910mm |
車両重量[kg] |
2010kg |
総排気量[cc] |
2495cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] |
186ps(137kw)/6000rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] |
23.7kg・m(232N・m)/3200rpm |
ミッション |
5速AT |
10・15モード燃焼[km/l] |
8.9km/l |
定員[人] |
8人 |
税込価格[万円] |
315.0万円 |
レポート |
松下宏 |
写真 |
佐藤靖彦 |











