コンパクトカーながら、レグノGR-9000を選んでみた
スタッドレスでは韓国のメーカーであるクムホの性能の高さに驚いたものの、シーズンもおしまい。続けて夏用も韓国メーカーをチョイスしてもよかったけど、ここはひとつ逆転の発想っていうか、なんとレグノGR-9000を選んでみた。ちなみにウチのクルマはルノー・ルーテシア(先代)なので、高級サルーンなどをターゲットにしているレグノは完全なるオーバースペックというのは先刻承知。ブリヂストンでいうと、プレイズか、もっとベーシックなスニーカーあたりがちょうどいいのは確か。実用タイヤのほうがサスペンションが勝って、フランス車ならではの懐の深さを楽しめるだろう。それでも、レグノ。だって、自分のクルマで極端にいいタイヤを履いてみたかったんだもん(笑)。それだけ。
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でも、実用車だからこそ違いを存分に味わえる
タイヤに限らず、ワタクシお得意の燃費アップオカルト系にしろ、非力なベーシックカーだからこそ違いがハッキリとわかるっていうことがある。ハイパワー車だと違いが出ても、結局は元のポテンシャル自体が高いからわからないことが多い。今回選んだレグノGR-9000も、前に試乗したときはクラウンだったので、ノーマルタイヤからして静か。印象的にもいいけど、これって当たり前でしょレベルだった。
しかし、早速履き替えてみて驚いた。メチャクチャ良すぎ。当たり前だけど。当たりが付くまでの500kmぐらいまでは、あまりにハンドリングがシャープになりすぎて怖かったのだが、次第に落ち着いてくるとしっとりとしたフィーリングに。空気圧をフロントだけ少し落とすともっとよくなりそうではある。ちなみにタイヤもナラシが厳密に言うと必要で、最初はゆっくりと走るのがベストではある。
雨の高速でも威力発揮、どこをとっても文句なし
技術的には、シリカ入りコンパウンドや非対称トレッドパターンなどあるが、レグノといえば、まず静粛性。驚異的によくなったし、さらに路面との当たりもじつにソフトになって不快感は一切なし。これはシリカを配合しているのが功を奏している部分だろう。
さらにコーナーでの粘りはかなりいいし、一度姿勢を決めるとまったくぶれないのはさすが。1トン切りの車重を考えると当然といえば当然なんだろうけど、重量級サルーンで高性能を発揮するだけでなく、コンパクトカーとの相性も意外なことながらいいのではと思ったりするほど。ドタバタ、ズルズルするのを手の内でコントロールしながら走るのが欧州コンパクトの醍醐味じゃん、という思っていたけど、レグノGR-9000のプレミアム全開のフィーリングはクセになるほど。まったくもって悪くない組み合わせだ。
さらに感心したのは、高速での安定性。とにかくタイヤが真っ直ぐ走らせようとしているのが手に取るようにわかるし、強くブレーキを踏んでもカッチリと安定して減速するし、そのフィーリングが雨でもまったく変わらないのはさすがのひと言。安全性も高いレベルだ。やっぱり命を預けているものだけに、いいタイヤを履くというのは意味があると思う。
ちなみに毎度値段のことを言って恐縮だけど、ネットで送料込みで1本1万円弱と、激安。サイズが小さいコンパクトカーのメリットはこういったところにもあって財布に優しい。大径だと、1本3万円ぐらいだもん。レグノだって気軽に履けるってもんです。
