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トヨタ クラウン
見た目の変化は最小限に 中身については大幅に進化
レクサスが登場した今でも、日本のサルーンとはなんたるかを強烈にアピールしているのがクラウンだ。そのクラウンも現行型で13代目。派手さはないものの、着実な進化を遂げているところが、クラウンらしいところ。実際の見た目も先代と大きく異なる印象は受けない。ゼロクラウンと銘打ってリセット感を強調していた先代に比べてフルモデルチェンジをした感が薄く、基本的にゼロクラウン路線を踏襲したと思っていい。 シャーシもゼロクラウンのものを流用。全長と全幅が少しだけ拡大しているのみでボディサイズも大きくは変わっていない。 ただし、その乗り味は格段にレベルが上がっており、特にスタビリティと乗り心地はかなりのレベルで両立させているのは乗ってすぐにわかるほど。サスペンション形式はこれまた伝統のダブルウイッシュボーン/マルチリンクと変わらないものの、可変減衰力機構であるAVSを採用した結果といっていい。電子制御システムも各所に70ものCPUを配置し、処理能力を約2倍に。またそれぞれをつなぐLANの通信能力も2.4倍とすることで、より高度な制御が行えるようになったのも大いに貢献しているだろう。 一方デザインに関してだが、エクステリアはクラウンらしく、変化は最小限に抑えられつつも、内装に関してはさらなる質感の向上や装備の充実が図られている。アスリートに関しては大人のスポーツサルーンがなんたるかということを教えてくれる仕上がりだ。
[エコ&セーフティ] エンジンはすべてV6で、デュアルVVT-i採用の直噴とし、緻密な制御を施す。アスリートでは3.5リッターながら、10km/lという好数値としている。また安全性については、全グレードでVDIMを標準装備し、アスリートの一部グレードでは、ステアリング操作のサポートをする「アクティブステアリング統合制御」もプラスしている。
[取材時実測燃費] 7.9km/l
[クラウン価格帯] 368.0〜567.0万円
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日産 フーガ
サルーンでも日産らしい硬派ぶり 安全性向上にも重点を置く
セドリック/グロリアの後継車として、2004年に登場したのがフーガだ。それだけにサルーンといっても、ただ快適性のみを追求したのではなく、本来の日産が持つ硬派なエッセンスをもうまくプラスしたスポーツサルーンに仕上がっている。見た目もじつに精悍だ。 シャーシは日産の基幹となるFR-Lプラットホームを改良したもので、サスペンションを新開発。ダンピング性能と乗り心地をうまく両立させることに成功している。ちなみにホイールは19インチが標準装備され、日本初となる。 エンジンは世界的に高い評価を得ている日産自慢のVQ型を搭載。途中で北米仕様にはあった333馬力発生の4.5リッターを追加している。また当初よりある2.5リッターと3.5リッターについては、一部改良時に、バルブのリフト量を変化させることでスロットル機能を持たせたVVELをプラス。この結果、さらにダイレクトでレスポンスのいい走りが楽しめるようになった。ただし、ミッションに関しては、世界的にATの多段化が進むなか、未だに5速のみというのはつらいところ。実際の運転上問題なくても、走りのポテンシャルや燃費をさらに高めるという点でも6速は欲しいところだ。 インテリアに関しては、高級感を前面に出したデザインだが、インパネや内装色のセレクトなどで、日産らしいソリッドなテイストをうまくプラスしている。クラウンとはまったく違う解釈のサルーンと言っていいだろう。
[エコ&セーフティ] 登場時より、カーテンエアバッグを標準装備するなど安全性の確保にも力を入れているが、マイナーチェンジでは世界初となる先行車両との車間距離を維持操作を支援するインテリジェントペダルなどプラスした。またエンジンはバルブにスロットル機能を備えたVQ・HR型にすることで燃費の向上も図っている。
[取材時実測燃費] 6.8km/l
[フーガ価格帯] 396.9〜627.9万円
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