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新車情報

【トヨタ新型アルファード・ヴェルファイア新車情報】「オーナーが誇れる憧れの存在を目指して」 新型「アルファード」&新型車「ヴェルファイア」デビュー

(2008.05.12)
トヨタ 新型 アルファード エクステリア

( 写真は新型「アルファード」 )

ガリバーズEYE

ユーザ視点に立ったガリバー独自の「安全基準」「環境・燃費基準」「経済性」という新たな評価軸を用いてクルマを評価いたします。

“いつかはアルファード”、“いつかはヴェルファイア”

 “いつかはクラウン”という名コピーがあったように、かつてクルマとは憧れの存在だった。そしてカローラからコロナ、マークIIからクラウンへと上級モデルへ代替してゆくことが、お父さんたちの大きな誇りでもあった。しかしいつしか、クルマは実用品という考え方も広がり、コンパクトカーや軽自動車で十分だと合理的に考えるユーザーも増えてきた。
 そんな時代の空気の中でも、初代アルファードは高価ながらコンパクトカーも顔負けの安定した売れ行きを示していた。新型アルファード/ヴェルファイアの開発責任者、トヨタ自動車 中越裕三氏は言う。「初代アルファードはクルマへの憧れを目覚めさせてくれたクルマだ」と。だからこそ新型アルファード/ヴェルファイアの開発コンセプトは「オーナーが皆に胸を張れる、所有する喜びと誇りに満ちたクルマ」となった。初代が持つ強い押し出し感と豪華な内装をさらに洗練させ、トヨタの最高級ミニバンとして名実共に正常進化を遂げたのだ。より多くのヒトに “いつかはアルファード”、“いつかはヴェルファイア”と憧れてもらえるために!
トヨタ新型ミニバン「ヴェルファイア」 エクステリア

( 写真は新型車「ヴェルファイア」 )

車高を45mmダウン、しかし室内高は10mmアップ! そのカラクリとは

 トヨタは5月12日、Lクラスミニバン「アルファード」をフルモデルチェンジするとともに、兄弟車「ヴェルファイア」を同時に発表した。初代アルファードが「アルファードG」と「アルファードV」に分かれていたのを、より明確化した格好だ。「G」はマークXシリーズなど上級モデルを多く取り扱うトヨペット店向け「アルファード」に、「V」は若者向けモデルラインナップの多いネッツ店向け「ヴェルファイア」にそれぞれ分化している。月販目標台数は各3000台ずつ、合計6000台というからスゴい。
 ボディサイズは全長x全幅x全高が4850x1830x1890mm(エアロ仕様は4865x1840x1900mm)。ホイールベースは2950mmである。初代アルファードに比べ全長が10mm、ホイールベースが50mm延伸、全幅は25mm拡大された。そのいっぽうで車高は45mmもダウン。しかし新パッケージングの採用によりフロア地上高を55mmダウンさせることで、室内高は逆に10mmアップ。よりゆとりある室内空間の確保に加え、乗降性の良さも実現した。

新型アルファード エクステリア
新型ヴェルファイア 標準タイプ エクステリア
新型アルファード エアロタイプ エクステリア
新型アルファード エアロタイプ リアビュー

押し出し感溢れる2つの意匠で差別化

 エクステリアデザインは、主に前後の意匠で大きく差別化を図っている。フロント周りは、新型アルファードでは「上品」「洗練」をキーワードに、従来型に比べさらに3次元的で立体的な堂々たるフロントグリル&バンパーと、大型の異形ヘッドライドを持つ。それに対しヴェルファイアは、「力強さ」「先進性」をテーマに、やや平面的な大型フロントグリル&バンパーと、他社のライバル車を想わせる2段に分かれたヘッドライトを特長とする。いずれにせよ両者とも他を圧倒する強い押し出し感がある。なおプロジェクタータイプのディスチャージヘッドランプは全車で標準装備。さらに一部モデルではインテリジェントAFS付きとなる。
 サイド周りはほぼ両車共通で、初代アルファードの延長線上にあるデザインとした。ただし直線的で平板だった従来型のキャラクターラインに対し、新型アルファード・ヴェルファイアはより立体的でメリハリの利かせたシェイプとなったことで、さらに高級感を増した。リアも初代同様のV字型キャラクターラインをさらに強調。リアコンビランプとガーニッシュに、2車にそれぞれ異なるデザインが与えることで差別化を図る。

「アルファード」「ヴェルファイア」エクステリア比較

新型アルファード フロントマスク
アルファード(標準タイプ)のフロントマスクは立体的に前へ突き出たセンター部を持つ立派なグリルとバンパーが特長。大型なヘッドランプはサイドに周り込むように切れ長でシャープな造形としている。
新型ヴェルファイア 標準タイプ フロントマスク
ヴェルファイア(標準タイプ)のフロントマスクは、プロジェクタータイプのヘッドランプを組み込んだ2段積みヘッドランプを採用。グリルもアルファードに比べ平面まわしの立体造形とし、大きく差別化を図っている。
新型ヴェルファイア エアロタイプ フロントマスク
ヴェルファイア(エアロタイプ)は専用エアロバンパーを採用。台形のキャラクターラインと低い位置に構えた四角いフォグでワイド&ロー感を強調。さらにヘッドライト周囲にスモーク塗装を配し精悍な印象だ。
新型アルファード リアビュー
アルファード(標準タイプ)は赤色レンズのリアコンビランプとメッキガーニッシュが特長。先代同様のV字ラインをさらに強調し、ボリューム感あるリアバンパーと相まって見た目の安定感を増している。
新型ヴェルファイア 標準タイプ リアビュー
ヴェルファイアは前同様の2段積みデザインにクリアレンズとボディ同色ガーニッシュを配置。なおトヨタ初となる見栄えの良いリアスポイラー格納式リアワイパーはアルファード/ヴェルファイア共に採用される。
新型ヴェルファイア エアロタイプ フロントマスク
ヴェルファイア(エアロタイプ)は専用エアロバンパーやマフラーカッターを採用。リアコンビランプ周辺にはフロント同様にスモーク塗装を施し、精悍さとスポーティさを強調した意匠である。
アルファード エアロ仕様 フロントビュー

アルファード(エアロタイプ)のフロントビュー

低重心でワイドな印象を与えるエアロバンパーを採用。ゴージャスなフロントグリルと相まって、シリーズ中で最も華やかな印象だ。丸型フォグランプはヴェルファイアに比べ高い位置に配されている。
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究極の豪華版、”エグゼクティブパワーシート”

 新型アルファード&ヴェルファイアの最も大きな見どころが、豪華絢爛な室内デザインにある。
 インテリアはシートの違いにより3タイプに分かれる。1つは標準的な2+3+3の8人乗りタイプ。2つ目は2列目席に手動式オットマン付きリラックスキャプテンシートが装着される7人乗りタイプだ。こちらは横スライド+800mmの超ロングスライドが可能なスーパーリラックスモードを持つ。
 さらに究極の豪華版となるのが、2列目席に「エグゼクティブパワーシート」を装着した最上級バージョンだ。まるで旅客機のファーストクラスを想わせるパワーオットマン付きのエグゼクティブパワーシートには、大型ヘッドレストやカップホルダー付き大型アームレスト、さらに足元には大型フットレストまで装備される至れり尽くせりの仕様となっている。
 フロントは運転席に8ウェイパワーシート、助手席に4ウェイパワーシート&パワーオットマンを採用(一部グレード)。また3列目席は全車とも左右跳ね上げタイプとなる。「ノア」「ヴォクシー」で好評を得たスプリング内蔵のアシスト機構により、女性でもカンタンに操作出来る。
 もちろんシートアレンジにとどまらず、インパネやドアパネルなどに装着される木目調パネルや金属加飾のあしらいもさらに洗練され、インテリアの質感は大幅に高められている。

新型アルファード フロントシート
一部グレードに運転席8ウェイ、助手席4ウェイのパワーシートや、助手席のパワーオットマンが設定され、豪華なセカンドシートにも劣らない快適性を確保する。さらに本革シート車にはフロント2席に快適温熱シートも装備される。
新型アルファード セカンドシート(7人乗り”エグゼクティブパワーシート”)
写真は7人乗りの最上級仕様に採用される”エグゼクティブパワーシート”。最大74度まで無段階に角度調整されるパワーオットマンや大型アームレストを始め、ファーストクラス並みの至れり尽くせりな内容になっている。ただし2.4リッターモデルには設定がない。
新型アルファード サードシート
跳ね上げ式スペースアップシートながら中央席用ヘッドレスト(※写真は取り外した状態)&3点式シートベルトもきっちり採用。またシートバックの高さも先代に比べ70mmアップするなど、座り心地に対する細かな改良も施されている。
新型アルファード インパネ
落ち着いた印象のセンター部と、ドアへの連続的なつながりが生み出す広がり感が相まった、重厚かつエレガントなT字型レイアウトのインパネ。木目調パネルは内装色により茶系と赤系の2色を設定する。
アルファード 8人乗り仕様のセカンドシート
コチラは8人乗り仕様のセカンドシート。6:4分割式座面チップアップ状態での大幅スライドによる荷室の拡大や、3席同時のフルフラット化など、多彩なシートアレンジが出来るベーシックな仕様だ。
アルファード スプリング内蔵のアシスト機構がついた左右跳ね上げタイプのサードシートをあげ、セカンドシート(左側)をチップアップし前位置までスライドした状態
ノア・ヴォクシーで好評だったスプリング内蔵のアシスト機構がついた左右跳ね上げタイプのサードシートと、セカンドシートの大幅スライドにより、大きな荷室空間を生み出すことも可能となっている。

環境・燃費・安全性能もクラスTOP

 エンジンは4気筒2.4リッター「2AZ-FE」型と、V型6気筒3.5リッター「2GR-FE」型の2種類だ。両エンジンともFF/4WD車が設定される(2.4リッターの4WD車のみ08年8月発売予定)。2.4リッター車には7速スポーツシーケンシャルシフト付きSuper CVT-i、3.5リッター車には6 Super ECT(スーパーインテリジェント6速AT)がそれぞれ組み合わされる。共に環境性能や燃費に優れ、全車が国土交通省認定「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」を取得。2.4リッター・FF車で10.15モード燃費11.6km/Lをマークし「平成22年度燃費基準+25%」を達成するなど、一部車種では自動車グリーン税制優遇も受けられる。

 安全面でもトヨタ最高級ミニバンらしい高性能ぶりを誇る。能動安全性では車両挙動制御装置「S-VSC」を全車に標準装備。さらに受動安全面でも全方位コンパビリティボディ構造を採用するほか、定員分の3点式シートベルトとヘッドレストを完備。また7個のSRSエアバッグを標準装備するなど万全の体制を採る。さらにオプションでプリクラッシュセーフティシステムやレーンキーピングアシストなども設定。クラスTOPの安全性能を目指した。

V型6気筒3.5リッター「2GR-FE」型エンジン
従来型の3.0リッターから、新型ではV型6気筒3.5リッター「2GR-FE」型エンジンに変更された。最高出力280ps(206kW)/6200rpm、最大トルク35.1kg-m(344N・m)/4700rpmのハイパワーを発揮。いっぽうで10.15モード燃費は最高9.5km/Lをマークする。
直列4気筒2.4リッター「2AZ-FE」型エンジン
直4 2.4リッター「2AZ-FE」型エンジンは最高出力170ps(125ps)/6000rpm、最大トルク22.8kg-m(224N・m)/4000rpm。10.15モード燃費は最大11.6km/Lを達成するなど、従来型に比べ大幅な性能アップを果たす。トランスミッションも4ATからCVTへと変わった。
3.5リッター車向け6 Super ECT(スーパーインテリジェント6速AT)
新型の3.5リッター車は6 Super ECT(スーパーインテリジェント6速AT)の採用で、従来型3.0リッター車の5速ATに比べ加速性能・燃費ともに大幅に向上させた。またHDDナビ装着車にはシフトの最適化を図るNAVI・AI-SHIFT制御も設定される。

世界初の竹繊維スピーカー採用!

 多彩でゴージャスなシートアレンジに留まらず、新型 アルファード/ヴェルファイアは装備面でも贅を尽くす。カーナビゲーションやオーディオは全車でレスオプションだが、専用の地デジHDDナビ+トヨタプレミアムサウンドシステムでは、車載用としては世界初採用の竹繊維使用の振動版を使用したスピーカーや天井部の6スピーカーなど、合計18のスピーカーを搭載。またリアシート用のモニターは高精細9型ワイドVGAディスプレイを採用。DSPを使用した16chオーディオアンプで乗員全員に最適化されたサウンドと映像を提供する。
 大柄な新型 アルファード/ヴェルファイアの運転支援機能として、駐車空間検出機能付きインテリジェントパーキングアシストとワイビューフロント&サイドモニターをオプション設定。さらにオート格納&リバース連動ドアミラーも採用するなど、初代アルファードに比べ大幅に低められた運転席シートポジションと相まって、運転のニガテなドライバーも支援する。
 空調システムは前席左右・前後独立温度コントロールフルオートエアコンを全車に標準装備する。花粉除去フィルターのほかカビ菌の活動を抑制するプラズマクラスターも一部を除き採用する。またスマートエントリー&スタートシステムも全車で標準装備とするなど、快適性能も充実している。

アルファード 専用の地デジHDDナビ+トヨタプレミアムサウンドシステム
専用の地デジHDDナビ+トヨタプレミアムサウンドシステムはオプション設定。DSPを使用した16chオーディオアンプと18スピーカーで、乗員全員に最適化されたサウンドと映像を提供する。
アルファード 間接照明
柔らかな光のラインがサードシートまで続く「LED間接照明」は4段階の調光機能付きで全車に標準装備。その他にも白色LEDによるダウンライトや足元照明なども設定される。
アルファード ツインムーンルーフ
室内に自然の光をもたらすツインムーンルーフはフロント:チルトアップ/リア:電動スライド式(挟み込み防止機能付き)。一部グレードにオプション設定される。

標準タイプとエアロタイプ、ふたつのグレード展開でワイドラインナップ

 初代アルファード同様に、新型 アルファード/ヴェルファイアのグレード展開は標準タイプとエアロパーツ装着したタイプの2種類のタイプに分けられる。
 まず標準タイプではベーシックグレードの「240X」「350X」(「2.4X」「3.5X」)(内はヴェルファイアのグレード名、以下同)を基本に、「240G」「350G」(「2.4V」「3.5V」)、最上級グレードの「350G "L Package"」(「3.5V "L EDITION"」)と続く。エアロタイプでは「240S」「350S」(「2.4Z」「3.5Z」)を基本に、豪華仕様の「350S "C Package"」(「3.5Z "G EDITION"」) を展開する。

 価格は標準タイプ「240X」8人乗りFFモデル300.0万円/4WDモデル321.0万円から、「350G "L Package"」(「3.5V "L EDITION"」)7人乗りFFモデル416.0万円/4WDモデル437.0万円まで。またエアロタイプ「240S」(「2.4Z」)8人乗りFFモデル330.0万円/4WDモデル355.0万円[※7人乗りモデルは4万円高]、「350S "C Package"」(「3.5Z "G EDITION"」)7人乗りFFモデル416.0万円/4WDモデル437.0万円となっている。[※価格は全て消費税込み]またこのほかに「350G」(「3.5Z」)、「350S」(「3.5V」)、「240X」(「2.4X」)にはサイドリフトアップシート装着の7人乗り仕様もカタログモデルで設定される。なおトヨタによると、従来モデルに存在したハイブリッドモデルは、『新型「アルファード」「ヴェルファイア」名では』登場しないとのこと。一部では専用のハイブリッドミニバンが発売されるとのウワサもあり、今後の展開も気になるところだ。

新型アルファード リアビュー
トヨタ 新型 アルファード(左)とヴェルファイア(右) フロントマスク

( Photo:高木 博史・トヨタ自動車・CORISM編集部/レポート:CORISM編集部 徳田 透 )

アルファード(ヴェルファイア) 代表グレード
350S "Cパッケージ"(3.5Z "G EDITION")・2WD
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4865x1840x1900mm
車両重量[kg]
2000kg
総排気量[cc]
3456cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
280ps(206kW)/6200rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
35.1kg-m(344N・m)/4700rpm
トランスミッション
スーパーインテリジェント6速AT(6 Super ECT)
10・15モード燃焼[km/l]
9.1km/L
定員[人]
7人
消費税込価格[万円]
416.0万円
発売日
2008年5月12日
レポート
CORISM編集部 徳田 透
写真
高木 博史・トヨタ自動車・CORISM編集部
取材協力
トヨタ自動車

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