|
日産 スカイライン クロスオーバー
走りとプレミアムにこだわった スカイラインファミリーのSUV
スカイライン初となるSUVモデル。それがスカイライン クロスオーバーだ。ただし、国内初登場となるだけで、北米を中心とした海外ではEXシリーズとして販売されてはいた。それを国内向けにしたのだが、デザインも含めて、スカイラインならではのコンセプトにとてもマッチしたスタイル、そして内容となっている。ラインナップは4モデルで、すべて3.7リッター+7速ATの組み合わせ。FRと4WDに分かれ、それぞれにブラウンのレザーシートと本木目が付く上級グレードのタイプPが用意される。ただ、見ての通り、スタイル優先なために車内は狭く、とくにリヤシートはシートバックも立ち気味で完全にくつろぎきれないかも。ラゲッジの容量もそこそこ。スカイラインらしい"スポーツカーのようなタイト感"と考えられればいいが、余裕を求めるユーザーには適さないだろう。 3.7リッターのエンジンはもちろんスカイライン譲り。バルブコントロールシステムのVVELも採用しているので、ダイレクトなアクセルレスポンスと吹けはやはりスカイライン譲りだ。 そして、この手のSUVで気になるのは足まわりの完成度。車高が高くなるし、車重もかさみがち。それでいてスポーティな味付けも要求されるだけに、開発に手間がかかるものだが、そこはすでに海外で熟成を重ねているから問題なし。限界レベルは高く、スポーツカーのように踏んでいける足をもっているのはさすがだ。重量級が多いプレミアムSUV勢のなかにあって、これは貴重なキャラクターだろう。
[エコ&燃費] 3.7リッターのV6エンジンのみだが、評価の高いVVELを装備しており、ダイレクトな吹けと省燃費を両立。ミッションも7速ATで、燃費には有利になっているが、いかんせんSUVだけに絶対値がよくないのは仕方がないといったところだろうか。
[安全性能] すべてのグレードで、横滑りを防止するVDCやカーテンサイドエアバッグ、5人分の3点式シートベルト&ヘッドレストなどが標準装備されている。また車線逸脱防止系装備もセットオプションで選ぶことができる
[取材時実測燃費] 5.8km/L
[日産 スカイライン クロスオーバー価格帯] 420.0〜499.8万円
|
 |
レクサス RX
レクサスブランドへスイッチ RXとしてハイブリッドも用意
トヨタのハリアーからレクサスブランドへRXとしてスイッチ。もともと海外ではレクサスブランドで売られていたわけで、とくに違和感はない。これで名実ともに高級プレミアムSUVの仲間入りしたと言っていいだろう。 デザインのベースとしては今までのハリアーの面影を残しつつ、ボリュームはひと回り以上アップ。とくにリアはハイデッキスタイルも取り入れて、迫力はかなりのものに。もちろん同時にプレミアム性は確実に向上している。インテリアも従来からのハリアーらしさにプラスして、レクサスらしい斬新性も兼ね備える。安心感だけでないのは、絶妙な演出だ。 そして装備面でのトピックスがリモートタッチと呼ばれるコマンダー状のスイッチ。いわばBMWのiドライブのようなもので、機能が少ないと言ってしまえばそれまでだが、あちらよりも使い勝手はかなりいい。ナビや空調を直感的に操作することができ、その分、インパネまわりもスッキリとしたまとめがなされる。 搭載されるエンジンは3.5リッターのみで、6速ATとの組み合わせで、味付けはパンチがあるといよりも、しっとり感が優先される。さらにRX450hとしてハイブリッドモデルも用意され、こちらもエンジンは3.5リッターでモーターを組み合わせている。パワー的には4.5リッター並みということでRX450hの名があるのだが、パワーアシストに振った感があった先代からさらに制御を緻密にしており、エコ的な味付けが前面に出ている。ちなみに2009年10月の販売実績では約91%がハイブリッド車のRX450hという大人気ぶりだ。
[エコ&燃費] なんと言っても、ハイブリッドが用意されているのは強み。もちろんEVモードも付いている。その結果、燃費はFF車で19.4km/Lで、4WD車でも18.8km/Lだ。さらにガソリンモデルでも4WDだけでなく燃費に優れるFFも用意する。
[安全性能] 乗員分の3点式シートベルトやヘッドレストを標準装備しており、エアバッグも最大10個も付き、プリクラッシュセーフティシステムも選べる。多くの安全装備はオプションだが、安全性はかなり高いと言っていいだろう。
[取材時実測燃費] 7.1km/L
[レクサス RX価格帯] 460.0〜650.0万円
|